FP3級(資産設計提案業務)に合格
先日、FP3級の合格発表がありました。自己採点では合格基準に到達していたのですが、正式に結果が届きました。
気になる結果はというと、無事に合格です。それほど難易度の高い試験ではありませんが、それなりに勉強時間を割いたので努力が実ってほっとしています。
管理人が受検したのは、FP3級(資産設計提案業務)です。
試験結果が日本FP協会のHPに掲載されていましたので、ここで簡単に紹介します。
受検者申請者数は約4万人ですが、受検者数は3万人少しと約1万人は申し込みをしたけれども受検していない?ということになります。
そして合格率は、80%後半と非常に高いです。これほど高い合格率の検定試験はあまりないかもしれません。
FP3級の合格証書はこんな感じです。意外としっかりとした合格証書です。
使用したテキストと問題集は2冊です。
写真ではわかりにくいですが、それぞれ400ページほどあってかなり分厚いです。
とはいえ、図解が豊富なためにページ数が多くなっている印象です。試験に合格するためには、すべて覚える必要はありません。
FP3級の勉強で身についた知識=実生活で必須のお金の知識
ここでは、FP3級の勉強で身についた知識についてまとめていきます。まとめる過程で改めて気が付いたのが、実生活で必須のお金の知識を完全に網羅していることです。
例えば、住宅ローンを組んでいる人で「元利均等返済」「元金均等返済」の違いを説明できますか。
病気になって高額の医療費がかかった時に、所得に応じて医療費の上限額が決まっている制度のことを知っていますか。
こういった、生活に欠かせないけれでも学ぶ機会がほとんどないお金の知識を学ぶ価値は極めて大きいです。
それでは、ざっくりとどんなことが学べるか見ていきましょう。
ライフプランニングと資金計画
- 年齢ごとの資金計画
- 家計のバランスシート(資産や負債)
- 住宅ローンや教育ローン
- 社会保険の仕組み 例)高額療養費制度や出産手当金など
- 国民年金(厚生年金)の仕組み
リスクマネジメント
- 保険の仕組み(保険法や保険業法、契約者の保護)
- 生命保険(定期保険や終身保険、養老保険)
- 損害保険(火災保険や地震保険)
- 必要補償額の計算 例)世帯主が無くなった場合の必要な金額の算出
金融資産運用
- 金融の基礎(公開市場操作や預金準備率操作)
- 経済の基礎(経済成長率や景気動向指数、景気と金利の関係性)
- 単利や複利の利回り計算
- 株式(日経平均やTOPIX、PERやPBR)
- 債券(市場金利と債券利回りの関係性、信用リスクと格付け)
- 投資信託(インデックス運用とアクティブ運用、ETF)
- 金融商品の税金(NISA、つみたてNISA、配当金の税金、ポートフォリオ)
タックスプランニング
- 国税や地方税、直接税や間接税
- 所得税や住民税の計算
- 税額控除(住宅ローン控除など)
- 青色申告や白色申告
不動産
- 土地の価格(公示価格や固定資産税価格、相続税評価額)
- 不動産の登記、登記簿
- 不動産の売買(媒介契約、宅地建物取引士)
- 不動産の関連法令
- 借地権、区分所有権、都市計画区域
- 建蔽率、容積率、セットバック
相続・事業承継
- 法定相続人、相続の承認・放棄
- 遺言(自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言)
- 相続税の計算
- 贈与税の計算
- 財産の評価(宅地、家屋、株式)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
FP3級は本当におすすめの検定試験です。
合格するのも大切ですが、たとえ合格しなくともその過程で身につけた知識は人生できっと役に立つものです。
興味が出てきた人は、ぜひFP3級に挑戦してみてください。