配当金・運用成績

【配当金と含み益】米国高配当ETFのSPYDに43万円投資

今回の記事は「米国ETFのSPYDに43万円投資した結果」です。

米国高配当ETFのSPYDは、日本で人気のある米国ETFの1つです。

そのため、投資を検討している人や実際に投資をしている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、SPYDに43万円投資した結果について解説します。

分配金や含み益がどれくらい増えたか参考にしてください。

それでは、最後までお付き合いください。

なお、本記事の内容は動画も作成しました。気になる方は、以下の動画も参考してください。

※動画作成日と記事作成日が異なるため、内容が少し異なります。

1年半前にSPYDに43万円投資した結果

SPYDの概要

SPYDは、ステート・ストリートが運用する米国高配当ETFです。

高配当株の特徴としては、配当金が多くもらうことができる反面、投資家から不人気で株価が割安(株価の上昇が期待できない)といったこともあります。

特に個別株で高配当のものは、減配リスクや財務リスク(最悪の場合は倒産するなど)があるために気軽に投資しにくい面もあります。

ただ、SPYDは80銘柄に分散投資されているため、個別株に比べて上記のようなリスクは低いといえます。

米国ETFで配当金を狙いたいという場合には選択肢の1つになるでしょう。

SPYDの構成銘柄

SPYDは、S&P500の構成銘柄のうち配当利回りの高い80銘柄に均等分散しています。均等分散ということで、1銘柄の割合は1.25%になります。

S&P500は、厳選された米国の大型株500銘柄で構成されています。まさに、米国の株式市場のオールスターと言ってもいいでしょう。

そのオールスターのうち、配当利回りの高い80銘柄を均等に投資するというのがSPYDというわけです。

「配当が欲しいなら配当の高い銘柄をたくさん集めてETF化すれば良いよね」というシンプルなETFです。

構成銘柄トップ10は以下のとおりです。正直なところ、あまり聞いたことがない銘柄が多いです。

この中で有名なのは、シェブロン(石油)、アッヴィ(製薬)、ワンオーク(天然ガス)くらいでしょうか。

なお、銘柄の入れ替えは半年に1回行われるため、時期によって構成銘柄は異なります

出典:ステート・ストリート

SPYDのチャート

それではSPYDのチャートを見ていきましょう。基本的には緩やかな右肩上がりになっています。

ただ昨年のコロナショック時には、直前の高値40ドル付近から21ドル付近まで暴落することがありました。

S&P500が30%程度下落したことを考慮すると、50%ほど下落したSPYDは暴落耐性があまり無いといえます。

100万円保有していたら、1か月くらいで約半分になるような資産は非常にリスキーですよね。SPYDはそういった特徴があります。

しかし、SPYDは配当金を目当てで投資する場合が多いと思うので、暴落しても高配当が継続してくれれば良いという人もいるでしょう。

配当金が目的なら配当金さえ減らなければ良いのです。そういった考えであれば、握力を強くして保有し続けましょう。

配当金は株価に比べて下落しにくいと一般的に言われていますし、逆に暴落したタイミングを狙って投資するのも1つの考え方です。

そうすれば、配当金とその後の株価上昇で二重の利益を得ることができるかもしません。

出典:ETF.com(https://www.etf.com/

SPYDの分配金

SPYDの分配金は、年に4回もらうことができます。過去数年間の配当金は以下のとおりです。

直近1年では、配当金:1.55ドル・配当利回り:3.6%になっています。

2020年と2021年の分配金がやや減少しているのは、コロナによる業績不振などの影響があると考えられるでしょう。

投資すべき人:配当金が欲しい人

以上のことから、どういった人がSPYDに投資すべきか考えました。

それは、配当金が欲しい人です。やはり、ETFでこれほど配当利回りが高いのは、特殊なETFを除いて他に無いと思いますので選択肢から外すことはできません。

配当金は年に4回ありますので、例えばFIRE達成後のように定期的な収入が欲しい場合はおすすめのETFです。

配当金の少ないETFや配当金が出ない投資信託の場合、お金が必要になったらそれらを定期的に売却してお金に替える必要があります。

これを抵抗なくできる人は、配当金は少ないけれどSPYDよりもリターンが大きいETF(例えばVTIなど)に投資するのが良いのではないでしょうか。

定期的にETFや投資信託を売却することは精神的に困難だという人は、SPYDのような高配当ETFが向いていると思います。

管理人の投資状況

保有数:135株

SPYDに投資したのは2020年10月と12月です。

投資を開始して間もないこともあり、少しずつ買い進めて合計135株保有しています。

日本円だと約43万円投資しています。

平均取得価額は3213円(30.6ドル)です。コロナショック時に投資したこともあり、現在の価格よりもかなり安い時に仕込んでいます。

含み益

SPYDの含み益は以下のとおりです。

日本円とドル換算で為替の影響が出てしまうため、円換算とドル換算に分けて紹介します。

まず含み益(円換算)は、+25万4090円(+58.56%)でした。

含み益(日本円)

次に含み益($換算)は、+1637.76$(+39.60%)でした。

含み益(ドル)

これだけ円換算(+58.56%)とドル換算(+39.60%)で含み益の差が出てしまうのは、投資した時よりも円安・ドル高が進行したためです。

分配金の実績

そして気になる分配金の実績です。

SPYDに135株投資するとどれだけの分配金をもらえるのでしょうか。

投資してから5回分配金をもらいましたが、合計で291.03ドル、税引き後で208.82ドルです。

約43万円投資して約200ドル(=約2万円)と考えると少ないようにも思えますが、高配当ETFではこれくらいが限界になります。

含み益と分配金のまとめ

それでは分配金と含み益のまとめです。

これを見てSPYDの分配金が多いかどうか、1年半前に投資していたら含み益がどれくらいあるのか参考になるでしょう。

そして何よりも投資をしたタイミングが良かったです。これはただ運が良かったと言えます。

これから投資をする人の参考になれば幸いです。