投資歴3年目の投資方針・ポートフォリオを完全公開

投資を始めると最初に遭遇する壁が、「投資方針やポートフォリオをどのように決めるか」というものです。

管理人自身も、投資を始めて数か月は他人の投資方針やポートフォリオを参考にしていました。

本来、投資方針やポートフォリオは投資目的に応じて最適なものが異なるため、唯一無二の正解があるわけではありません。投資しながら自身に最適な投資方針とポートフォリオを学んでいきます。

しかし、投資初心者が投資方針とポートフォリオをいきなり構築するのは難易度が高いです。このハードルがあまりにも高く、

そういったこともあり、投資初心者向けに投資方針とポートフォリオを公開しようと決意しました。

管理人

同じ投資初心者である管理人の投資方法を参考にして、自分なりの投資方針とポートフォリオを作成してみましょう。

投資方針・ポートフォリオを公開

投資歴3年目の投資初心者がどのように投資をしているか紹介していきます。参考になればうれしいです。

日本株・米国株・投資信託の3本柱

管理人の資産配分は、「日本株」「米国株」「投資信託」の3つです。

基本的には、日本株と米国株は投資タイミングを見計らって投資しています。一方で投資信託はドルコスト平均法で毎月一定額を投資する方法を採用しています。

資産配分(2022年12月時点)

そして、各資産ごとの時価評価額は以下のとおりです。現時点では1200万円を投資しています。

時価評価額
日本株3,784,880円
米国株4,861,086円
投資信託  3,462,730円
合計12,108,696円
時価評価額(2022年12月時点)

上記の資産以外に、生活防衛資金として年間生活費の2-3年分を現金で保有しています。投資も重要ですが、最低でも年間生活費の1年分は現金で手元に残しておきましょう。

こうすることで暴落時に株や投資信託を売却してしまうリスクを避けることができます。財産のすべてを株などのリスク資産に投資することは絶対にやめましょう。

そして、3つの資産を以下のような方針で運用しています。

情報収集・銘柄分析投資対象   投資方針
日本株簡単個別株高配当
株主優待
米国株難しいETF高配当
投資信託簡単(必要なし)投資信託つみたてNISA
iDeCo
資産の運用方針

各資産の投資対象や投資方針を決める際に重要視したのが、情報収集・銘柄分析の難易度です。

株式投資で良い成績を残すには、投資対象の情報取集・銘柄分析が欠かせません。適当に投資するのでは、機関投資家などのプロと戦って勝つことはできないです。

そのため、情報収集が比較的簡単な日本株については、リスクを多少背負って個別株に投資しています。

一方で、情報収集が難しい米国株は、リスク低下のためにETFを中心に投資しています。

そして、つみたてNISAやiDeCoのように制度そのものが長期投資を前提としている場合には、情報収集が不要なS&P500や全世界の投資信託を選択しました。

以上のことから、基本的には投資信託で毎月一定の金額を投資しつつ、余剰資金で日本の個別株や米国ETFに投資するという戦略を採用しています。

日本株

投資方針

日本株は、高配当株主優待の2つを軸に投資しています。

管理人

配当利回り4%以上を目安に銘柄を選定しています。日本株は業績や決算を確認しやすいので、個別株で勝負です。

個別株に投資する際に重要なのが、業績や決算の分析です。投資しても良い銘柄か分析力を養うためにも個別株に挑戦しています。

ポートフォリオ

日本株は、19銘柄保有しています。

円グラフにするときれいに分散投資されていそうですが、銀行や商社が多いなど業種の偏りがあります。

日本株ポートフォリオ(2022年12月時点)
管理人

大型株かつ高配当の銘柄を中心に選んでいます。いわゆるグロース株には一切手を出さず、割安に放置されているバリュー株を好んで投資しています。

保有銘柄数は、20~30銘柄を上限に設定しています。

というのも、個別株では四半期ごとの決算分析やニュースを確認する必要があるため、これ以上の銘柄数は手に負えないためです。

ここが個別株の面白いところでもあり、大変なところでもあります。個別株は株価の変動が激しいですが、20銘柄くらいでポートフォリオを組むとマイルドな値動きに落ち着きます。

米国株

投資方針

米国株は、ETFを軸に投資しています。

サテライトで個別株にも挑戦していますが、あくまでもETFメインです。

管理人

米国株の企業分析は、思った以上に大変でハードルがとても高かったです。そういったこともあり、高配当ETFを中心に投資しています。

ポートフォリオ

米国株は、14銘柄保有しています。

米国株ポートフォリオ(2022年12月時点)

高配当のETFもしくは個別株がほとんどです。一部、債券ETFも含まれています。

円以外にドルの配当金をもらうために、高配当の銘柄を選んでいます。配当金には税金がかかり投資信託に比べて非効率な面はありますが、それでも現金がもらえるとキャッシュフローの改善にもつながります。

GAFAMなどのグロース株には、投資信託で投資しています。

投資信託

投資方針

投資信託は、ドルコスト平均法で毎月定額を積み立てています。

以前はレバレッジ型の投資信託にも投資していましたが、投資したタイミングも悪く数か月で損切りしました。

ポートフォリオ

S&P500もしくは全世界の投資信託を中心にしています。そして最近になってS&P500配当貴族指数に連動する投資信託もポートフォリオに追加しました。

投資信託ポートフォリオ(2022年12月時点)

毎月定額を長期間投資することから、長期的に右肩上がりに成長する投資対象を選んでいます。そのため、米国株の比率は自然と大きくなってしまいます。

まとめ

投資方針とポートフォリオには、その人の投資に対する考え方や目的が色濃く反映されます。

そのため、投資の目的をはっきりさせることが何より重要です。

投資しながら自身に最適な投資方針とポートフォリオを学び、構築していきましょう。