【第11回】配当金公開 132.48$(累計974.69$) 0円(累計50,923円)
2021年8月の配当金報告です。
今回の配当金は、132.48$・0円(税引後)でした。累計では、974.69$・50,923円です。
国内株式:なし
国内株式では、配当金がありませんでした。
米国株式: MAIN・LQD・VZ・T
米国株式では、「MAIN」「LQD」「VZ」「T」の4銘柄でした。
MAINは、いわゆるBDC銘柄です。BDCは「Business Development Companies」の略で、新興企業や中堅企業などに投資する会社です。
リートと同様に利益の90%以上を配当に回すことで税金が優遇されるため、高い配当利回りを実現しています。
BDC銘柄は、一般的に配当金が高い代わりに株価の値上がりが期待できない場合がほとんどです。
ところが、MAINは配当金も高く、株価も値上がりします。
LQDは、投資格付けがBBB以上の投資適格社債を中心に構成されたETFです。債券というとローリスク・ローリターンのイメージがありますが、LQDはミドルリスク・ミドルリターンの債券ETFです。
VZ(ベライゾン)とT(AT&T)は、それぞれ米国の個別株になります。どちらも通信事業を展開している大手企業です。
VZとTは配当金が高く、特に後者は配当利回りが約7%と非常に高いことで知られています。
T(AT&T)の投資状況
それでは、 T(AT&T) の投資状況について紹介します。
AT&Tは、発明家グラハム・ベルが創業のベル電話会社が前身であると言われており、非常に歴史のある会社です。
そういった背景もあり、主たる事業は電話や通信関連がほとんどです。
2018年にはワーナーメディアというメディア企業を傘下に収め、通信以外にもメディア事業にも参入してきました。このときの買収額は1080億ドルととてつもない金額になりました。
ところが、この巨額買収により多額の負債を抱えることになります。
そして巨額買収から数年後、2021年5月にメディア事業を切り離してディスカバリーというメディア運営会社と統合させるというニュースが出てきました。
この結果、株価が暴落しています。
5月上旬には32ドルまで回復していましたが、約27ドルまで下落しています。
その煽りをもろに受けたのが、300株ホルダーの管理人です
平均取得価額が29ドルのところ、27ドルに下落しています。評価損は約600ドルと含み損が拡大しています。
高配当ではありますが、それ以上に株価が低迷しています。これではいくら高配当でも…といった感じです。
正直ここまで株価が低迷するとは思わなかったので予想外の展開でもありますが、株はそのまま保有しようと思います。
というのも、①メディア事業を切り離したことにより負債部門を手放すことができた、②ディスカバリーとの統合後の会社の株を取得できるというメリットもあるためです。
また、5Gがこれから加速度的に普及する中、通信事業は寡占かつ参入障壁が高いことで知られています。
メディア事業を分離してスリム化したAT&Tは、安定した経営ができるようになるのではと期待しています。
そうすれば低迷している株価がV字回復なんてこともあるのではないでしょうか。
投資の格言に「麦わら帽子は冬に買え」というものがありますが、果たしてAT&Tは麦わら帽子なのか、そして夏を迎えることができるのか注目していきたいです。
ちなみに、「麦わら帽子は冬に買え」という投資格言を知らない人は、以下の記事も読んでみてください。
まとめ
今月は国内株式の配当金はありませんでしたが、米国株式ではVZとTを中心に約130$の配当金をもらうことができました。
その中でもTについては配当金をたくさんもらえていますが株価の低迷が続いており、今後の動向に注意したいです。