新社会人に伝えたい4つのこと
前編では、「仕事」と「お金」について書きました。せひ興味のある人は、読んでみてください。
それでは、後編の「目標」と「FIRE」について書いていきます。
③目標~仕事や人生の目標を決めよう~
次に、仕事や人生の目標を決めましょう。
その理由は、社会人になると明確な目標を自分でしっかり持っておかないと、自分がどの方向に進んでいるかわからなくなってしまうからです。どんなに努力しても、変な方向に突き進んでしまっては結果的に意味がなくなってしまうので、目標を決めておく必要があります。
学生時代を振り返ってみると、目標を決めてそれに向けて努力をすることが多かったと思います。
例えば、部活動であれば県大会に出場するとかコンクールで金賞を獲得するなど、明確な目標を設定していたはずです。勉強であれば数学のテストで90点を取るとか、xx大学に合格するなど、皆さんも経験があるのではないでしょうか。
では、社会人で明確な目標を持って日々の仕事に取り組んでいる人がどれくらいいるかというと、それほど多くないと思います。私自身もそうですが、毎日の仕事に忙殺されて職場と自宅の往復を繰り返している人は、仕事や生活における目標を見失っている可能性が高いと思います。
今は、FIREを達成して自由な生活を送るという明確な目標を持ち、それに向けて努力をしている最中です。目標がぼんやりとしていたそれまでの自分と比較すると、行動力が上がり充実した生活を過ごしているような気がします。
仕事や人生の目標を決めてみてはどうでしょうか。
④FIRE~経済的自立を達成する~
最後は、FIREという概念を知っておきましょう。
皆さんご存じのとおり、FIREとは経済的自立を達成し早期退職するという概念のことです。このような考え方を社会人になった時、いや欲を言えば学生時代に知っておきたかったと思います。
最近実感するのが、FIREが日本でも知れ渡ってきたなということです。テレビや雑誌、YoutubeなどでもFIREというキーワードを目にする機会が増えてきました。もちろん、FIREに関する情報にアンテナを張っているからということもありますが、本屋さんでもFIRE関連特集のスペースができてたりするなど、大きな流れを感じずにはいられません。
全員がFIREを目指そうと言いたいのではなく、そういった生き方もあるということを知っておいてほしいのです。やりたくない仕事に就いたとき、仕事以外に人生の楽しみを見つけたいとき、もっと自由に生活したいと考えたときに、FIREという選択肢があることを知っているのと知らないのでは、その後の行動や思考に大きな違いが生じるのではと思います。
仕事を辞めるのか続けるのか、自分で選択肢を選ぶことができる状態にあると心に余裕ができます。選択肢が複数あるというのは、追い込まれた時に大きな意味を持ちます。
一方で、一番避けたいのは仕事が嫌で辞めたいけれども生活するために働かざるを得ない状況になってしまうことです。経済的自立を達成している場合は言わずもがな、その道中であってもそのような状況に陥る可能性は通常よりも低いはずです。
FIREを目指して資産形成を進めていけば、FIRE達成前でも普通の人よりは金融資産が多くなっています。仕事で嫌なことがあって辞めたいなと感じた時に、その気になれば収入が下がっても転職して生活していけるなとか、フリーランスで働けばいいやと考えることができるだけですごい楽な気持ちになるはずです。