配当金・運用成績

【豪華株主優待カタログギフト】エクセディ(7278)【配当金:6,000円】~定時株主総会の案内が届きました~

エクセディ(7278)~定時株主総会の案内が届きました~

エクセディ(7278)から定時株主総会の案内が届きましたので紹介していきます。

事業内容

エクセディは、クラッチやトルクコンバータなどの自動車部品を製造するメーカーです。本社は大阪府寝屋川にあり、アイシン精機と業務提携をしています。

車好きの人には有名な部品メーカーなのかもしれませんが、投資するまでは残念ながら知りませんでした。

エクセディの公式HPには、「駆動系部品のリーディングカンパニー」というキャッチコピーが掲げられていました。自動車のみならず、産業用機械も含めた駆動部の部品を製造しているようです。

それでは、エクセディの事業を確認していきましょう。決算説明資料から事業内容を引用しています。

事業は、「AT関連」「MT関連」「その他」の3つがあります。ただ、3事業とも基本的にはクラッチやトルクコンバータなどの駆動系部品を扱っているため、素人目にはどれも同じような事業に見えてしまいます。

出典:エクセディ 2020年度決算説明資料

事業別(セグメント別)の売上について紹介します。

全3事業が前年度よりも売上が低下していることが分かります。この理由としては、新型コロナウイルスの影響による需要の低下と半導体不足による車製造メーカーの生産量低下の影響があります。

特に後者の理由については、世界的な半導体不足により車業界のみならず様々な業界で生産量を低下せざるをえない状況になっています。

エクセディの場合は、自動車部品を中心としたビジネスを展開しているため、自動車メーカーの生産計画の影響を非常に受けやすいという特徴があります。

「半導体不足→自動車生産台数の低下→クラッチやトルクコンバータの需要低下→エクセディの売上低下」という流れが現在進行形で起きています。

出典:エクセディ公式HP (IR情報)

営業利益についても、主力の「AT関連」と「MT関連」がともに大幅減益になっています。売上が約365億円減少しているため、減益も仕方ない面もあります。

過去4年間の推移を見ると、売上と利益が共に減少傾向と今一つな状況です。2021年度は増収増益を見込んでいることから、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

出典:エクセディ公式HP (IR情報)

当期配当金:3,000円(年間配当金:6,000円)+豪華カタログギフト 

当期の配当金は3,000円でした。年間配当金は6,000円と前年度から3,000円の減配です。

2021年度の計画では、8,000円の配当金を予定しています。業績の回復は、半導体不足の解消で自動車生産台数が元の水準に戻るかどうかが焦点になりそうです。

出典:エクセディ 2020年度決算説明資料

それと忘れてはならないのは、豪華株主優待カタログギフトです。この株主優待は、継続保有期間が1年以上(移行措置あり)に変更されるなど今回改悪がありました。

本来であれば今の時期にカタログギフトが届く予定だったのですが、約半年後の11月に届く予定になっています。

エクセディのカタログギフトは3000円相当の価値があり、毎年豪華な内容で知られています。今回からWEBカタログギフトに変更になったため、どのようなギフトを選べるか楽しみに待ちたいと思います。

出典:エクセディ公式HP (IR情報)

配当利回り:4.4% 評価益:+29,200円  

2020年度の配当利回りは、4.4%でした。

今年の1月に1364円で購入しています。現在は1656円まで株価が上昇したことから、評価益も+29,200円と含み益が出ています。

投資した理由としては、株主優待のカタログギフトも含めた総合配当利回りが高いことや、投資時点の株価に割安さを感じたためです。株価の推移については、チャートで確認していきます。

それでは直近2年チャートを見ていきましょう。

コロナショックでは、2400円越えの株価から1200円付近まで急落し、短期間で株価が半分になりました。そのため、非常に値動きの激しい銘柄だといえます。

多くの銘柄が30%程度の下落で済んだのに対して、エクセディの株価は50%下落したというのは暴落耐性が無いことを示しています。

出典:Yahoo ファイナンス(過去2年)

では、直近10年チャートを見ていきます。先ほどの2年チャートとはまた別の印象を受けるはずです。

2018年前後では、売上と利益が現在よりも高かったこともあり、株価が3000円を超えていました。そして今の株価水準は2012年の株価と同程度の水準であり、ここ10年で最も割安な株価になっています。

もちろん、現在の業績が下がっているために株価が下がっているのですが、業績が悪化している理由が明確で次第に解消に向かうと個人的に予想しています。

日本株は高配当株投資を実践しています。高配当株投資は、いかに株価が割安で放置されているときに優良な銘柄に投資できるかが鍵になります。そういったこともあり、業績が苦しいけれども株価が割安になっている今のタイミングで投資したというわけです。

出典:Yahoo ファイナンス(過去10年)

今後の方針

株主優待のカタログギフトも含めた総合配当利回りが高いことから、このまま保有し続けます。業績も回復すれば、増配も視野に入ってくるでしょう。

クラッチやトルクコンバータなどの部品は、今後も一定の需要が見込めるはずです。その一方で、業績の良し悪しが外部要因に依存してしまうこともあり、株価が安定しない銘柄でもあります。この点には注意して業績を確認していきます。

ここ10年で最も割安な時期に株を仕込むことができたので、高配当株投資の1銘柄として保有し続けたいと思います。