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ヤマダホールディングスの株価下落が止まらない理由を完全解説

株価下落が止まらない理由を解説

今回は、株価下落が止まらないヤマダホールディングスについて解説します。

記事を読んでほしい人
  • ヤマダホールディングスの株を保有していて含み損の人
  • これから投資を検討している人
  • 株価下落の理由を知りたい人

ヤマダホールディングスは、株主優待(ヤマダ電機で使える割引券)が充実しています。株主優待目当ての個人投資家に人気の銘柄です。

ところが、ヤマダホールディングスの株価は半年以上も下落が続いています。含み損を抱えている投資家も多いのではないでしょうか。

管理人

100株しか保有してませんが、株価下落で含み損発生中です。

2021年4月に株価が625円になって以来、右肩下がりで株価が下落し年初来安値の更新しています。株価が400円を割り込むなど下落が止まりません。

出典:マネックス証券(銘柄スカウター)

100株保有して含み損を抱えている管理人が株価下落の理由を調べたところ、3つの理由がありそうです。

そこで今回は、ヤマダホールディングスの株価下落の理由について解説します。

現在含み損を抱えている人、これから投資を検討している人にとって有益な情報になりますので、ぜひ最後までお付き合いください。

株価下落が止まらない理由

株価下落が止まらない理由を3つ考えてみました。

これらの1つ1つ検証していきます。

理由①業績の低迷

まずは、今期の業績が前期より低迷するという点です。

昨年度(前期)は、新型コロナウイルスの影響で巣ごもり需要が増加し、家電を中心に業績が良かったといえます。

管理人

テレワークやWEB会議の急激な普及により、パソコンを新調したり、カメラやヘッドセットを揃えたビジネスマンも多かったのではないでしょうか。

実際に前期の業績と今期の業績予想を比べてみると、違いがあります。

それでは、売上高を見ていきましょう。

前期よりも、今期の売上高は減少する予想です。

やはり、コロナ禍の特需も落ち着き、売上高も伸び悩んでいます。

営業利益も同様で、前期よりも減っていることが分かります。

出典:マネックス証券(銘柄スカウター)

また、家電やパソコンは1度買い替えると数年以上は使うので、消費者の需要が戻ってくるのはもうしばらく先になるかもしれません。

そうすると、来期以降も苦しい業績が待ち構えていそうです。

理由②株主優待の改悪

次に、株主優待の改悪が今年の2月にありました。

発表直後に株価が下落しましたが、日経平均の上昇局面でもあったので株価に与える影響はそれほど無かったです。

しかし、以前と比べて投資妙味が減少していることは間違いありませんので、日経平均の上昇が終わると今日に至るまでジリジリと下落が続いています。

株主優待の改悪については、以下の記事で解説しているので参考にしてください。

【日本最大の家電量販店】ヤマダホールディングス(9831)【配当金:1,800円】~定時株主総会の案内が届きました~ ヤマダホールディングス(9831)~定時株主総会の案内が届きました~ ヤマダホールディングス(9831)から定時株主総会の案内が...
管理人

株主優待の改悪で株価が下落した例としては、タカラレーベンも記憶に新しいです。こちらも含み損を抱えてます。

タカラレーベンの株主優待の改悪(廃止)は、以下の記事を参考にしてください。

【株主優待廃止】タカラレーベンの株価暴落か タカラレーベンの株主優待が廃止されました 株主優待が廃止でおこめ券がもらえなくなる タカラレーベンといえば、株主優待でおこ...

理由③MSCIの指数から除外

そして最後の理由が、ヤマダホールディングスがMSCIの指数から除外されたことです。

このことに関しては、以下のニュースで詳しく報道されています。

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)は11日、指数銘柄の定期見直しを発表した。

日本銘柄では新規採用が2銘柄、除外が15銘柄となった。今年5月は、新規採用がゼロ、除外が29銘柄。昨年11月は採用が5銘柄、除外が21銘柄だった。今回も除外が採用を大きく上回る結果となり日本からの資金流出が懸念されている。採用されたのは、ベネフィット・ワン、オープンハウス。

除外されたのは、エービーシー・マート、アコム、カシオ計算機、ハーモニック・ドライブ・システムズ、久光製薬、ナブテスコ、日本ハム、日本精工、ペプチドリーム、ピジョン、THK、東邦ガス、東北電力、ユナイテッド・アーバン投資法人、ヤマダホールディングス。11月30日終値をもって入れ替えが行われる。

https://jp.reuters.com/article/msci-idJPKBN2HW2OX

MSCIの指数とは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社が算出する株価指数のことで、世界中の投資家が参考にしている指数になります。

この指数から除外されるというのは、機関投資家がこれまで投資していたヤマダホールディングスの株を売却することを意味するのです。

株価チャートで売り圧力がどれだけ強かったかを確認してみます。

売り圧力が強ければ、11月末の出来高は通常よりも多くなります。

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出典:マネックス証券(銘柄スカウター)
管理人

下段の出来高を見ると、11月末の出来高が突出して多いです。機関投資家が保有している株を大量に売却し、株価も下落しています。

インデックス投資が流行している現在、インデックス(指数)に含まれているかどうかはこれまでよりも重要です。

株価がさえない状態が続くと、指数からも除外されて更に株価が下落するという悪循環が発生します。

投資判断:未保有であれば絶好の買い場

これまでヤマダホールディングスの株価が下落している理由について解説してきました。

そこで気になるのが、ヤマダホールディングスの株に投資しても良いかどうかです。

結論としては、未保有であれば100株だけの投資をおすすめします。

なぜなら株価が下落している現在、株主優待の価値も含めた配当利回りが8%を超えているためです。

  価値配当利回り
配当金1800円4.56%
株主優待1500円相当3.80%
合計3300円8.36%
※100株保有、株価395円で計算
管理人

近所にヤマダ電機があれば株主優待の割引券も魅力です。約4万円で投資できるため、初心者投資家にもおすすめです。

また、100株だけ既に保有している場合は、現在の株価が底の可能性が高いので慌てて売却する必要はないでしょう。

配当利回りだけに着目すると、どう考えても割安です。悪材料出尽くしでこれから株価が上昇トレンド入りすることを期待しています。

まとめ

今回の記事をまとめます。株価下落の理由は3つです。

投資判断は以下のとおりです。

未保有であれば絶好の買い場(ただし、100株だけ)