FIREとは
皆さん、FIREという言葉を知っていますか。おそらく、このブログを読んでいただいている人はほぼ全員が知っていると思いますが、改めて説明します。
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」のそれぞれの単語の頭文字をつなげたものです。つまり、経済的に自立し、早期退職するという新しい生き方のことです。
リタイアという言葉を聞くと、定年まで働き、退職金と年金で生活することを想像すると思います。
しかし、FIREは「定年前までに投資などの不労所得で生活資金を準備し、早期リタイアする」というものです。このFIREという概念は、徐々に日本でも認知され始め、FIRE達成に向けて努力し続けている人が増えています。
FIREがここまで注目されるようになってきたのは、定年まで働き老後に自由な生活を送るという旧来の価値観が崩壊し、健康で比較的若いうちに自由な生活を送るという価値観が若者の間で支持を集めたからです。
また、給料が高いサラリーマンや起業家などの一部の人だけではなく、普通のサラリーマンであっても工夫次第ではFIREに近づくことができるという認識が広まってきたことも影響しています。
もちろん、給料が高い人ほど貯蓄もしやすく投資に回す資金も豊富で、不労所得を拡大させるスピードが速いです。FIREを達成する期間も短くなるでしょう。
ただ重要なのは、個人のペースで確実にFIRE達成の道を歩んでいくことです。「給料が高い」「節約が苦手」「給料は低いが共働き」といった前提条件は、人によって大きく異なります。10人いれば、10通りのFIREがあるということです。
とはいえFIRE達成に向けたロールモデルがあった方が、FIREに取り組みやすいと思います。
そこで本ブログでは、30代共働き夫婦がFIRE達成に向けた投資や節約の情報発信し、1つのロールモデルとして皆さんに参考にしていただければと思います。
FIRE達成までの過程を皆さんと共有し、一人でも多くの人に「自分もFIREできるのはないか」「経済的自立をして、自由な生活を満喫したい」と希望を持ってもらえたら、大変うれしいことです。
「○○に満足している人」は、FIREを目指す必要が無い
先程から、FIREという概念について書いてきましたが、そもそもFIREを目指す必要があるのかということについて述べたいと思います。
結論としては、「今の仕事に満足している人」は、FIREを目指す必要はありません。
そもそも、私を含めてFIREを目指す人はどういう人なのかというと、「今の仕事に満足していない人」「生活資金を稼ぐために仕事をやらざるを得ない人」であります。
つまり、今の仕事が人生の生きがいであり人生の中で仕事の優先度が高い人は、FIREを目指す必要が無いです。
一方で、今の仕事が人生の生きがいではなく人生の中で仕事の優先度がそれほど高くない人は、FIREという新しい生き方を検討してみても良いではと思います。
「お金の心配がなくなっても今の仕事を続けるのか」この言葉を自身の心に問いかけてみてください。
その答えが「NO」であった人は、FIRE達成に向けた挑戦を一緒に始めてみませんか。
次回以降は、FIREを達成するためには何をすべきかについて話をしていきます。