配当金・運用成績

【光通信の子会社】エフティグループ(2763)【配当金:6,300円】~定時株主総会の案内が届きました~

エフティグループ(2763)~定時株主総会の案内が届きました~

エフティグループ(2763)から定時株主総会の案内が届きましたので紹介していきます。

事業内容

エフティグループは、光通信の子会社で中小企業向けビジネスホンやOA機器を中心としたビジネスを展開しています。

これまでに配当金を紹介してきた企業は全て東証一部上場企業でしたが、エフティグループは保有銘柄唯一のJASDAQに上場する企業です。

そういったこともあり、知名度という点では東証一部上場企業に劣りますし、どういった事業を展開しているか知らない人も多いと思います。

それでは、エフティグループの事業を確認していきましょう。株主総会資料から事業内容を抜粋してみました。

事業内容
  1. ネットワークインフラ事業:小売電力(エフエネ電気)・光回線・節水装置
  2. 法人ソリューション事業:ビジネスホン・OA機器・UTM・ファイルサーバー
  3. その他事業:上記以外の事業

事業は大きく分けて、「ネットワークインフラ事業」「法人ソリューション事業」「その他事業」の3つがあります。

ネットワークインフラ事業では、小売電力・光回線・節水装置等のサービスを提供しています。小売り電力は「エフエネでんき」、光通信は「ひかり速トク」、節水装置は「JET」といったブランドや製品が主力になっています。

法人ソリューション事業では、ビジネスホン・OA機器・UTM・ファイルサーバー等のサービスを中小企業及び個人事業主向けに提供しています。

次に、事業別(セグメント別)の売上について紹介します。

前年度よりも増益になっているのは、「ネットワークインフラ事業」です。特に小売電力が好調で契約数が順調に伸びた一方で、電力取引価格の高騰の影響も受けたようです。

ここ数年は売り上げが横ばいになっているのが、「法人ソリューション事業」です。UTM・ファイルサーバーなどのサービス提供が堅調に推移しており、安定的な売上となっています。

「その他事業」は、売上や利益が前年度から大幅に減少してしまい、他の事業の足を引っ張る形になってしまいました。連結子会社の売却損益などが原因だったようです。

出典:エフティグループ 第36期報告書

ここのところ売上や利益が伸び悩んでいる印象がありますが、特に力を入れているのがストック売上の拡大です。ストック売上というのは、小売電力や光回線のように継続的なサービスを提供して得られる安定した売上のことです。

ストック売上の推移を見ると、順調に増加していることが分かります。今後は毎年安定的に売上が見込めるようになるのではと期待しています。

出典:エフティグループ 第36期報告書

当期配当金:3,500円(年間配当金:7,300円) 

当期の配当金(100株)は3,500円でした。年間配当金は7,300円と前年度から200円増配しています。

過去の配当金推移を見てみると、2015年度から増配が続いていることが分かります。さすがにここ数年は増配の金額が鈍化していますが、株主還元意識の高さを伺い知ることができます。

出典:エフティグループ 第36期報告書

次に、配当性向を見ていきましょう。配当性向は50%を目安となっています。増配を継続するには、利益がこれまで以上に伸びてこないと難しそうです。

出典:IR BANK

配当利回り:5.2% 評価益:-6,300円  

2020年度の配当利回りは、5.2%でした。5%を超えているので高配当銘柄としてはまずまずといったところでしょう。

投資をしたのは、今年の1月に1396円100株購入しています。現時点での評価損益は、-6,300円と含み益が出ています。

投資した理由としては、配当利回りが高いこととJASDAQの銘柄を保有してみたかったからです。東証一部の銘柄と異なり時価総額が小さく取引規模も小さいことから、投資の経験値を増やせたらという考えがありました。

それでは、2年チャートを見ていきましょう。

コロナショックで株価が急落したのは、多くの東証一部上場企業と同じです。その後、2020年末までゆるやかに上昇していましたが、2021年に入ってからはやや低下しています。この辺りは小売電力の電力取引価格の高騰の影響もあるのではと推測しています。

出典:Yahoo ファイナンス(過去2年)

次に、10年チャートを見ていきましょう。右肩上がりで株価が成長していましたが、ここ数年は横ばいが続いています。

出典:Yahoo ファイナンス(過去10年)

今後の方針

配当利回りが5%越えと高配当であること、保有銘柄唯一のJASDAQの銘柄ということもありこのまま保有し続けていきます。

ストック売上の比率を高めている最中でもあるので、それが株価や配当金にどのような影響を与えていくか見ていきたいと思います。