投資

【売らない店を目指す⁉】マルイグループの株を100株購入しました

マルイグループの株を100株購入

取得情報

マルイグループの株を100株購入しました。

平均取得額は以下のとおりです。18万6300円で100株取得しています。

マルイグループは今年の1月に保有していたことがありますが、その時は1か月ほどで株価が300円上昇したため売却して利益確定しました。

今回は、マルイグループに再度投資した目的や事業内容などを中心に解説していきます。

投資目的

投資目的としては、①株主優待 ②スイングトレード の2点になります。

まず株主優待は、とても充実していることが知られています。詳細は後述しますが、マルイで使用可能なお買い物券やWEBクーポンなどがもらえます。

マルイは活動範囲内にあり頻繁に利用することから、ほぼ現金と同じように使用できると思います。

次にスイングトレードですが、マルイグループの株価が直近1年間ではかなり安い水準まで下落してきたため、そこから反発を期待しての投資です。

今回の投資方針を整理してみると、「②スイングトレードによる利益の獲得」を狙いつつ、株価が思ったように上昇しなければそのままホールドして「①株主優待と配当金をもらう」というものです。

このような投資方針でうまくいくかわかりませんし、想定よりも株価が下落した時だけが少し心配です。

含み損がどれだけ出たら損切りするのか、そもそも損切りできるかという問題があるからです。

いずれにせよ、これも投資経験だと思ってチャレンジしてみました。

マルイグループの投資情報

事業内容

マルイグループの事業で最初に思い浮かぶのは、マルイなどの小売だと思います。

しかし、小売以外にも「フィンテック」や「共創投資」があります。このうち共創投資については、セグメント別の売上高に反映されいないようなので、「小売」と「フィンテック」に着目します。

出典:マルイグループ公式HP

では、セグメント別の売上構成比を見ていきましょう。

まず驚いたのが、小売よりもフィンテックの占める割合が多く、売上高の60%がフィンテックになっている点です。

たしかに、マルイに行ってみるとお客さんが以前に比べてものすごく減っている気がします。

もちろんコロナの影響もあると思いますが、コロナ前に時点でもお客さんが減っている実感がありました。

しかも、「売らない店を目指す」なるキャッチコピーを最近掲げていたので、何で稼ごうとしているのか疑問でした。

マルイグループの稼ぎ頭は、小売からフィンテックにすでに移行しているのです。

出典:マネックス証券(銘柄スカウター)

そういった事実を知っていると、マルイグループが発行しているEPOSカードの勧誘が盛んに行われている理由がなんとなくわかります。

フィンテックでは、EPOSカードを中心に金融ビジネスを展開しています。

具体的には、EPOSカードによる家計決済の集約や賃貸の家賃保証サービス、投資信託特化のtsumiki証券などがあります。

EPOSカードは利便性が高く、最初のクレジットカードとして選ぶ人も多いのではないでしょうか。

管理人の場合も、実質的には最初に保有したクレジットカードはEPOSカードです。

若いときにEPOSカードを保有してもらい、その後もマルイグループが提供する金融サービスを利用してもらい安定的な収入を得ようとするのが、最近のマルイグループの戦略になっているようです。

株価

それでは、株価を見ていきましょう。

まずは1年チャートです。

現在の株価は1855円でここから反発できるかがポイントです。

今年の4月以降では、1850円付近で2回反発しています。今回もここから短期間で上昇することができるかどうかというところです。

管理人は今回も反発すると予想しており、反発してからある程度のところで売却しようと思います。

出典:Yahooファイナンス(株価1年チャート)

次に2年チャートです。 2020年2月からのコロナショックで暴落してから回復しきっていないことが分かります。

ある程度のレンジで株価は推移していますので、数日から数か月で購入・売却を行うスイングトレードで利益を狙いやすい銘柄ではないかと、個人的に考えています。

出典:Yahooファイナンス(株価2年チャート)

配当金・配当性向

次に、配当金です。

配当金は8期連続の増配をしています。さすがにここ数年は配当金の増加率も鈍くなっていますが、増配傾向であることは投資家にとってはありがたいです。

出典:マネックス証券(銘柄スカウター)

では配当性向はどうかというと、コロナショック前では約40%で推移していました。

ところが、コロナショックの影響をまともに受けて昨年度は、配当性向が100%越えと利益以上に株主還元をしてくれたことがわかります。

今年度以降も長期安定的な増配を継続していくには、利益を安定的に出していく必要があります。

出典:マルイグループ公式HP

株主優待

そしてマルイグループといえば、豪華な株主優待です。

管理人のような100株ホルダーは、9月に①お買物券1000円分 ②Webクーポン1000円分をもらうことができます。

さらに3月は、上記以外にも③エポスポイントが追加されます。ゴールドもしくはプラチナカードであれば、2000ポイントと倍になるのもありがたいです。

出典:マルイグループ公式HP

もし近くにマルイがあって頻繁に利用しているという場合には、株主優待もほぼ現金と同じように使うことができ、総合利回り(配当金+株主優待)は6%くらいの価値があります。

まとめ

今回は、マルイグループの株を100株購入したことについて解説しました。

ここのところ、日本株も米国株も調子が良くないので、マルイグループの株価がどのように変化するかは注意していく必要があります。

また、コロナの影響で小売の売上も厳しい状況だと思われます。さすがに昨年よりは回復するのではと思いつつも、実店舗を訪問すると人がほとんどいなくて心配になってしまうほどです。

今後は小売以外の、フィンテックや共創投資が事業として成功できるかどうかが鍵になってきそうです。