配当金・運用成績

【3年連続1位】オール・カントリーを115万円投資【Fund of the Year】

今回は、オール・カントリー(eMAXIS Slim 全世界株式)に1年間投資した結果について紹介します。

投資信託で投資した経験があれば、「オール・カントリー」という単語は一度は聞いたことがあると思います。

オール・カントリーは、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」において3年連続で1位を獲得している投資信託です。

名実ともに最強の投資信託の1つと言えるオール・カントリーは、その名の通り全世界に分散投資可能です。

この投資信託は管理人のポートフォリオの一角を占めていて、年間約120万円(毎月10万円)投資しています。

投資を開始してから1年が経過したこともあり、運用成績を公開したいと思います。

最後までお付き合いください。

オール・カントリー

オール・カントリーは、正式名称「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という投資信託です。

オール・カントリーは楽天証券でも投資することが可能であり、楽天証券でオール・カントリーをつみたて投資している個人投資家も多いのではないでしょうか。

出典:楽天証券(https://www.rakuten-sec.co.jp/

オール・カントリーの基本情報

この投資信託の特徴は、以下のとおりです。

一言で表現すると、「全世界に格安で投資できる投資信託」といえます。

連動するインデックスは「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」です。

世界中の主要企業で構成される指数とだけ理解しておけば良いでしょう。

オール・カントリーの投資対象国

オール・カントリー(全世界)という単語を使ってはいますが、すべての国に投資しているわけではありません。

実際に投資対象となっている国と地域は、「先進国が23か国」「新興国が27か国」です。

国の数としては新興国の方が多くなっていますが、構成比率としては「先進国が88%」「新興国が12%」と先進国がほとんどです。

さらに国別の構成比率を見ると、米国が59.6%と約6割が米国になっています。

ここまで米国の比率が高くなっているのは、米国の株式市場の時価総額が他国の株式市場と比べても圧倒的に高いためです。

出典:三菱UFJ国際投信(https://www.am.mufg.jp/

オール・カントリーの組入銘柄

オール・カントリーの組入銘柄を見ていきましょう。

米国が6割を占めていたことから想像できるように、上位10銘柄のうち9銘柄が米国企業です。

そして、GAFAMやテスラなどのハイパーグロース株で上位が独占されています。

それだけ米国企業の存在感が大きいと言えます。

出典:三菱UFJ国際投信(https://www.am.mufg.jp/

例えば、オール・カントリーに100万円投資したとすると、3.6万円はアップルに投資していることになります。

マイクロソフトには3.3万円、アマゾンには2.2万円というようにGAFAMにも分散投資しつつ世界中の企業に広く投資しているわけです。

オール・カントリーのリターン

オール・カントリーの設定来のリターンを見ていきます。

設定来(設定日:2018年10月31日)のリターンは約60%です。

コロナショックの時は、一時40%ほど暴落していることが分かります。

しかし、その後は順調に回復し、多少上下を繰り返しながら右肩上がりでリターンが大きくなっています。

出典:楽天証券(https://www.rakuten-sec.co.jp/

そして年間リターンは、以下のようになっています。

投資信託(ファンド)の設定が2018年のため、それ以前は連動を目指す指数(ベンチマーク)の年間リターンです。

直近10年間は、米国市場が絶好調だったこともあり、年間リターンが20%以上の年が5年間もありました。

一方で、マイナスのリターンに終わってしまう年もあり、毎年のようにプラスのリターンが得られるわけではないことを覚えておきましょう。

出典:三菱UFJ国際投信(https://www.am.mufg.jp/

投資履歴と運用成績

それでは、オール・カントリーがどのような投資信託か理解できたと思うので、投資履歴と運用成績を見ていきましょう。

オール・カントリーの投資履歴

夫婦それぞれで毎月5万円ずつ(合計10万円)投資しています。

投資を開始した時期が微妙に異なるため、それぞれの投資額は60万円と55万円です。

まずこちらが2021年1月から投資を開始した特定口座①です。

特定口座①

こちらが2021年3月から投資を開始した特定口座②です。

特定口座②

投資総額は115万円です。

毎月5万円分を投資しているため、単価が上がると購入できる数量が減ります。

その一方で、単価が下がると購入できる数量が増えます。

この投資方法は「ドル・コスト平均法」と呼ばれ、長期投資の王道となる投資方法です。

オール・カントリーの運用成績

それでは、オール・カントリーの運用成績を見ていきます。

まずは、2021年1月から投資を開始した特定口座①です。

4.9%のリターンが得られています。60万円を投資して、+29,635円でした。

特定口座①

次に、2021年3月から投資を開始した特定口座②です。

3.4%のリターンが得られています。55万円を投資して、+18,714円でした。

特定口座②

このリターンを見ると少し物足りなく感じるかもしれませんが、2022年1月から世界中の株式相場が急落している影響を受けています。

実際に、12月時点では約10%のリターンがありました。

ただ、あくまでも10年以上先を見据えた長期投資のため、投資開始して数年間のリターンは気にしていません。

まとめ

今回は、オール・カントリー(eMAXIS Slim 全世界株式)に1年間投資した結果について紹介しました。

オール・カントリーは「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」において3年連続で1位を獲得している投資信託であり、投資している人も多い人気の投資信託です。

投資対象国は50か国にもなりますが、米国が約60%を占めています。

そして1年間投資した結果、約4%のリターンになっています。

2022年1月から世界中の株式相場が急落しているため、10%ほどあったリターンが一気に減少しました。

しかし、10年以上先を見据えた長期投資のため、相場の変化は気にせずに淡々と投資を継続していきます。

全世界ではなく、米国だけに投資する投資信託もあります。

つみたてNISAで投資しているので、こちらの記事を参考にしてください。

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