今回は、Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)に160万円投資した結果について紹介します。
メインの運用商品は、S&P500とオルカンにしていますが、それ以外にも1つだけ個人的に気になる投資信託に投資しています。
それこそが今回紹介する「Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)」になります。
あまり聞き慣れない投資信託であると思いますが、個人的にはS&P500やオルカンよりも期待している投資信託です。
とはいえ、王道の投資先としてはS&P500かオルカンを選ぶのが無難なので、あくまでもサテライトとしての運用にとどまっています。
今回は運用開始から1年以上が経過しましたので、Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)に160万円投資した結果を公開します。
それでは最後までお付き合いください。
S&P500配当貴族インデックスとは?
S&P500配当貴族インデックスは、正式名称「Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)」という投資信託です。
S&P500といえば、だれもが知っている有名な株価指数です。米国の大型優良株500社から構成されているのが特徴です。
そしてS&P500の構成銘柄から配当貴族(25年以上連続増配の銘柄)を抽出した指数がS&P500配当貴族インデックスというわけです。
S&P500配当貴族インデックスの基本情報
この投資信託の特徴は、以下のとおりです。
- S&P500配当貴族インデックスに連動
- 配当貴族に投資
- 為替ヘッジ無し
- 信託報酬:0.1155%
- 設定日:2022年10月28日
連動するインデックスは「S&P500配当貴族インデックス」です。
一言で表現すると、「米国の連続増配銘柄に分散投資できる投資信託」といえます。
連続増配という言葉があるように、基本的にはハイテク系のグロース株ではなく、バリュー株から構成されています。
S&P500配当貴族インデックスの組入銘柄
S&P500配当貴族インデックスの組入銘柄を見ていきましょう。組入銘柄数は68銘柄です。
上位10銘柄は以下のとおりになりますが、投資比率は均等(時価総額加重平均ではない)なことから、比率は1.6%前後になることが多いです。
S&P500配当貴族インデックスのリターン
S&P500配当貴族インデックスの設定来のリターンを見ていきます。
設定来(設定日:2022年10月28日)のリターンは+18.77%です。仮に設定日に100万円投資していたとしたら、現在は119万円の評価額になっています。
まだ設定開始から日が浅いために全体のパフォーマンスは分かりにくいところがあります。設定開始直後から米国株の調整局面がやってきたこともあり、最初の半年は苦しい展開が続いていました。
その後は米国市場の回復にともなって上昇トレンドを継続しています。
投資履歴と運用成績
それでは、S&P500配当貴族インデックスがどのような投資信託か理解できたと思うので、投資履歴と運用成績を見ていきましょう。
S&P500配当貴族インデックスの投資履歴
S&P500配当貴族インデックスには毎月5万円(+スポット)を特定口座で投資していましたが、新NISAが開始された2024年1月からは毎月5万円を新NISAの成長投資枠で投資しています。
投資総額は160万円です。
毎月5万円分を投資しているため、単価が上がると購入できる数量が減ります。その一方で、単価が下がると購入できる数量が増えます。
この投資方法は「ドル・コスト平均法」と呼ばれ、長期投資の王道となる投資方法です。
S&P500配当貴族インデックスの運用成績
それでは、S&P500配当貴族インデックスの運用成績を見ていきます。
運用成績は、160万円投資して+361,811円(+22.61%)でした。
投資開始してからのトータルリターンの推移(特定口座)を見ていくと、2022年3月に一時マイナスのリターンに低下しました。
その後もトータルリターンは上昇と下落を繰り返しており、全体的には上昇トレンドを継続できています。
設定来のリターン+18%よりも大きなリターンが得られているのは、株価の下落局面時にスポットで投資したことが要因の1つです。
相場の急落時は調整局面は絶好の買い場になります。
そして何よりも下落・上昇相場を読むことはできません。相場に踊らされずに投資を継続することが大切です。
まとめ
今回は、Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)に160万円投資した結果について紹介しました。
160万円投資した結果、+22.61%のリターンが得られました。
10年以上先を見据えた長期投資のため、相場の変化は気にせず・油断せずに淡々と投資を継続していきます。