投資信託(つみたてNISA除く)の運用状況
毎月恒例の投資信託(つみたてNISA除く)の運用成績を公開します。
- 投資信託の運用成績を知りたい人
- これから投資を始める人
- 時間をかけずに投資をしたい人
つみたてNISAとiDeCoは掛金額の上限まで投資しているため、残りの資金は投資信託で運用しています。
投資信託の積立設定は以下のような感じです。つみたてNISAも含めると、毎月15万円の投資信託を購入しています。
元々は毎月10万円の設定ではありましたが、2022年から5万円増額しました。また、下落局面で資金に余裕があれば追加投資も行っています。
定期積立をしている投資信託は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
なお、つみたてNISAを利用していない場合には、まずはつみたてNISAで投資信託を運用してみましょう。年間40万円まで運用益が非課税で投資可能です。
つみたてNISAは運用益が20年間課税されないなど、長期投資に向いた制度です。まずはつみたてNISAで運用し、資金に余裕があればiDeCoもしくは特定口座で投資信託を追加で運用してみましょう。
特定口座は通常の証券口座であり、運用益の約20%が税金として徴収されます。この税金が非課税になるのがつみたてNISAの口座です。
つみたてNISAの運用成績も公開しているので、以下の記事を参考にしてください。
【運用22か月目】投資信託 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは?
1つ目の投資信託は、 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。
この投資信託は、つみたてNISAでも投資しています。
この投資信託は、①管理費用が0.0968%と格安 ②世界最強の株価指数であるS&P500に連動 などの特徴があります。
インデックス投資を検討する際に絶対に外せない投資信託の1つです。
S&P500は米国の大型株500社から構成される指数です。S&P500にはGAFAMも含まれているので、成長著しい銘柄にも投資しています。
2022年になってからはGAFAMなどのハイテク企業の株価が下落してやや勢いに陰りがありますが、長期で見れば右肩上がりの成長が期待できます。
2020年のコロナショック以降はきれいな上昇を描いていたところ、2022年からは相場が荒れ始めたことがわかります。
S&P500は下落の一途をたどっていますが、円安ドル高の影響もありさほど下落していなことも読み取れます。
※「為替ヘッジ無し」の投資信託は為替の影響を大きく受けるので、現在とは逆に円高ドル安が進行すると資産額は減少します。
2022年はインフレや原油価格の高騰、長期金利の急騰など世界中の株式市場が低迷しています。株式相場も上下の動きが激しく投資初心者には厳しい環境です。
しかし、こういった相場環境は投資信託を安く買うチャンスでもあります。相場に一喜一憂せずに投資を継続することが大切です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の積立設定
それでは、積立設定を確認していきましょう。
毎月16,667円を積立しています。つみたてNISAも含めると毎月5万円の積立設定です。
2022年2月からはさらに5万円を追加投資しています。また、相場の下落局面ではスポットで投資しています。
【運用22か月目】投資信託 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは?
2つ目の投資信託は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。
この投資信託は、①管理費用が0.1144%と格安 ②米国だけではなく全世界に投資 などの特徴があります。
投資対象は、約6割は米国、残り4割は日本・欧州・中国などです。主要な国はほぼカバーしているといえます。
この投資対象の比率は時価総額加重で決めているため、米国の株式時価総額が大きくなれば、米国の投資割合も大きくなります。
一方で、米国の株式相場が低迷した場合には、相対的に米国の時価総額が低下するため米国以外の投資割合が増えます。
投資対象国の比率が自動でリバランスされるのがオール・カントリーの特徴です。米国だけでは心配だという人であれば、オール・カントリーを選ぶと良いでしょう。
オール・カントリーとS&P500のどちらの投資信託にするか明確に決められない場合は、管理人のように半々に投資するのも良いでしょう。
そして米国株が約6割を占めることから、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と同じ右肩上がりのチャートになります。
「米国一強の時代は長く続かない」「人類の成長に期待したい」という場合には、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を選ぶと良いでしょう。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の積立設定
それでは、積立設定を確認していきます。
オール・カントリーは毎月50,000円を積立しています。
毎月いくら積立するかは、リスク許容度や生活防衛資金に応じて調整しましょう。相場の下落時にハラハラしてしまうようであればリスクの取り過ぎです。
また、生活防衛資金として1年から2年分の生活費を現金で用意しておくと良いでしょう。仮に下落局面で現金が必要になった際に、含み損を抱えたまま売却してしまうことは絶対に避けたいところです。
生活防衛資金が一定以上あれば当面の生活に困ることは無く、安心して積立投資を継続できるはずです。
【運用22か月目】投資信託運用成績 評価益+157,201円(累計評価額:2,173,875円)
2022年10月の投資信託運用成績(運用22か月目)の報告です。
22か月目の運用成績は、+157,201円(+7.79%)でした。2022年は株式相場が下落してスタートしましたが、9月に入り円安ドル高が加速して過去最大の含み益になっています。
それでは運用成績を投資信託別に確認していきます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用成績は以下のとおりです。
10月に入ってから1ドル150円を突破して、ドル高による含み益も増加しています。株価の下落もありますが、ドル高でなんとか踏みとどまっているところです。
しかし、前月からは大幅に減少して約9%の含み益にとどまっています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の運用成績は以下のとおりです。
こちらも同様に、約7%の含み益です。
2022年は株式市場が非常に不安定な状態です。株式市場の下落は継続していますが、円安ドル高によりその影響が緩和されています。
円安ドル高は、ドル資産を持っていれば評価額が高くなります。一方で円高ドル安はドル資産の評価額が減少するので注意が必要です。
そして不安定な相場においても投資を継続することが重要になります。株価が下がったときに投資をすれば、その分だけ多くの投資信託を購入することができます。
投資信託は「どの投資信託にいくら投資するか」を1度設定すれば自動で投資してくれるのが便利です。
いわゆる「ドル・コスト平均法」で機械的に投資できるのが投資信託の強みです。下落相場では投資に躊躇してしまいがちですが、その心配もありません。
さらに余裕があれば下落局面で追加投資するのも良いでしょう。
また、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)や eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などのように広く分散投資する投資信託であれば、個別株のように企業の決算分析や株価チャートの確認もほぼ不要です。
優良な投資信託を最初に選ぶことができれば、後はひたすら積立投資を継続するだけ資産形成ができます。
投資信託は初心者におすすめと言われる理由はここにあります。投資初心者やこれから投資を始める人は、投資信託での投資を検討してほしいですね。
まとめ
投資信託(つみたてNISAを除く)の運用成績を公開しました。10月に入ってから円安ドル高がさらに進行し、1ドル150円を突破しています。
しかし、世界的な株安も進行していて前月よりもリターンが大きく減少しました。
2022年は世界的に株式市場が荒れています。特に投資初心者には大変厳しい投資環境です。こういった状況においても、投資信託であれば機械的に投資を継続することができるので、少額からでも投資を始めてみましょう。
つみたてNISAとiDeCoの満額積立ができている場合には、投資信託で資産形成を加速させてみてはどうでしょうか。