雑記

なぜFIREしたいのか

なぜFIREしたいのか、答えを考えておく

なぜFIREしたいのか。この問いに対する答えをしっかりと考えておくべきだと思います。というのも、FIREを達成することはあくまでも何らかの目的を実現するための手段に過ぎないからです。FIREを達成することを最終目的にしてしまうと、いざFIREしたときに人生の目標を見失ってしまう可能性が高くなります。なぜFIREしたいのか深く考えてみましょう。

今の仕事は、適度な距離感を取りにくい

毎朝、決まった時間に起きて満員電車に揺られる。それほど好きではない仕事に取組み、複雑で多様な人間関係の中で1日を過ごす。帰宅した後は、夕ご飯や風呂の時間を除くと自分の時間がほとんど残されていない。そして眠りにつき、朝を迎える。

多くの人は、上記のような生活を送っているのではないでしょうか。この生活に不満がある、満足しているなどはその人が置かれた状況によって異なります。ただ、不満がある人満足している人にそれぞれ共通しているのが、日々の生活の中で仕事が大きなウェイトを占めているという事実です。

良くも悪くも、我々の人生と仕事というのは一体不可分なものであり、仕事が人生に与える影響というのは非常に大きいのです。そのため、仕事に対する不満が高まると必然的に人生の満足度も下がってしまいます。もちろん、その逆もまた然りです。仕事が大好きで仕事こそ生きがいという場合もあるでしょう。

本来であれば、個人それぞれの状況や価値観に応じて仕事と適度な距離をとりたいところですが、経済的・社会的な事情から仕事の距離が必要以上に近くせざるを得ない人も多いのではないでしょうか。という私も、もう少し距離を取りたいが、近くせざるを得ない状況です。

仕事と自分の距離をコントロールしたい

仕事と距離をとるうえでネックになってくるのが、経済的な理由です。そもそも働く理由は何だろうと考えると、多くの人は(少なくとも私は)労働の対価であるお金をもらわないと生活できないから働かざるを得ないのではないでしょうか。

経済的な自由を獲得する、つまりFIREを達成することで(厳密にいうと、Financial Independenceの達成)仕事との距離を自分がコントロールできるようになり、自身が心地よく感じる距離感に調整できるわけです。自分にその裁量権があるというのは、人生の中で大きな意味を持っています。

人生の裁量権を求めているのか

仕事でもそうですが、裁量権のあるなしは人のモチベーションに大きく関わってきます。やらされ仕事というのは、どうも気分が乗らない場合が多いです。

同じようなことが、人生についても言えるのではないかと最近強く感じるようになりました。当たり前のことといえばそれまでですが、FIREを目指し始めてからあらためて人生について考える機会が増え、今後の人生をどうしたいかをこれまで以上に自分に問いかけています。

これまでの人生を振り返ってみると、ある程度決められたレールの上を歩んできたように思います。はたしてそれで正解なのだろうか。もちろん、絶対の正解は無いのですが、自分なりの正解を見つけたいなという気持ちです。

自分の人生だからこそ、他人の自由の侵害や社会的規範から逸脱しない限り、裁量権を持って自由に人生を送れたらより満足感のある生活を送れるのではないか。今の人生における裁量権の少なさ、それがFIREの根底にあるのではというのが、私自身の答えに近いかなと現時点では考えています。

なぜFIREしたいのか。この問いに対する答えを、皆さんも考えてみてはどうでしょうか。