FIRE

FIREするには1億円が必要?①家計簿で支出を把握しよう

FIREに必要な金額は人によって異なる

さて、FIREに必要な金額はいったいどれくらいなのでしょうか。「1億円くらい?」「いやもっと必要なのでは?」と色々な声が聞こえてきそうです。FIREを目指す上では、どれくらいの金額を貯めたら(金融資産を保有していれば)最終的なゴールにたどり着けるかは、把握しておきたいものです。

結論から言うと、人によって生活水準が異なるので一概にこれくらいの金額(金融資産)があればFIREできるという目安はありません。当然ですが、人によって価値観や生活様式は異なるため、生活に必要な金額に唯一の答えがあるわけではありません。

毎週豪華なレストランで食事をしたい、毎年海外旅行にはいきたい、マイホームだけはこだわりたいけどブランドものには興味が無いなど、何にどれくらいお金を使うかはその人の価値観次第です。私の場合は、食事や洋服にはこだわりが無いのでそれらにはお金をあまりかけませんが、自分が価値を感じるものにはお金を惜しまずに使うスタイルです。

話を戻しますと、FIREに必要な金額は人によって異なるので、まずは年間の生活費を知ろうということです。

家計簿で支出を把握

皆さんは家計簿をつけていますか。面倒だから家計簿はつけていないという人も多いのではないでしょうか。しかし、家計簿をつけないと、年間の生活費を把握することはできません。どれくらいの収入・支出があって、投資に回せるお金はいくらあるのかを計算しないと、計画的に投資を続けることができません。ぜひとも家計簿を毎日つける習慣を身に着けたいものです。

家計簿は継続できるものであればなんでもOK

家計簿を続けられない最大の理由は、毎日記入するのが面倒だと感じてしまうことです。普段家計簿をつけていない人の家計簿に対するイメージは、買い物のレシートを電卓で計算して紙の家計簿に1円単位で記入…というものだと思います。

しかし、実はそこまできっちりと家計簿をつける必要は全くありません。今は紙の家計簿以外にも、家計簿アプリやエクセルの家計簿など様々な方法で家計簿をつけることができます。皆さんが気に入った家計簿で管理すればよいのです。

では何がおすすめかというと、継続できる家計簿を選んでください。最近は家計簿アプリがブームになっているのでそれで管理している人も多いかと思います。アプリにもよりますが、クレジットカードと連携して自動的に家計簿をつけてくれる機能もあるそうです。

ちなみに私自身はエクセルの家計簿に毎日入力して管理しています。たしか、マイクロソフトがエクセルのテンプレで配布している家計簿だったと思います。この管理方法に慣れてしまったので、ずっとこの方法で管理しています。「家計簿 エクセル」とネットで検索していただくと無料で配布されているテンプレがあります。学生時代を振り返ってみると、100円均一で購入した冊子の家計簿を使用していた記憶があります。

家計簿が長く続かないという人は、継続できそうな家計簿を色々と試してみてください。その中で、ご自身が一番しっくりくる家計簿がきっと見つかるはずです。

家計簿はアバウトにつけよう

さて、家計簿が決まったら次に注意してほしいのが、細かく書きすぎないということです。具体的に言うと、1円単位ではなく100円単位で書く、項目を細かく分けすぎないという2つのルールを守って運用してみてください。

家計簿の最終的な目的は、年間の生活費を把握することです。あくまでも、家計簿をつける作業は手段ですので、年間の生活費を把握できさえすれば良いのです。完璧な家計簿を作成する必要は全くありません。アバウトな家計簿で十分なのです。ここで完璧な家計簿を追い求めてしまうと継続できなくなってしまうので注意が必要です。

まずは継続を第一に家計簿を運用していき、年間の生活費を把握することから始めてみませんか。そうすれば、どれくらいの金額を貯めたら(金融資産を保有していれば)FIREできるのかを計算することができるようになります。

次回は、FIREに必要な金額を実際に計算していきたいと思います。