配当金・運用成績

【最強の株主優待】オリックス(8591)【配当金:7,800円】~定時株主総会の案内が届きました~

オリックス(8591)~定時株主総会の案内が届きました~

オリックス(8591)から定時株主総会の案内が届きましたので紹介していきます。

事業内容

オリックスは、金融サービス事業を中核としたビジネスを展開しています。

身近な例だと、オリックス生命やオリックスレンタカーなどが有名です。オリックスレンタカーは使用したことはありませんが、オリックス生命の保険に加入しているので個人的には馴染みのある企業です。

自分が利用している商品・サービスの企業の株主になると、その企業を身近に感じることができます。もちろん、優良な企業に投資することが前提ですが、自分の生活に密接に関係する企業の株主になるのはおすすめです。

さて少し話が脱線してしまいましたが、オリックスの事業を確認していきましょう。株主総会資料から事業内容を抜粋してみました。

事業内容
  1. 法人営業・メンテナンスリース:自動車やIT関連機器のリース・
  2. 不動産:不動産開発・賃貸・管理・資産運用
  3. 事業投資・コンセッション:国内外の事業投資・関西3空港の運営
  4. 環境エネルギー:再生可能エネルギー・電力小売・ソーラーパネル・廃棄物処理
  5. 保険:医療保険や生命保険
  6. 銀行・クレジット:投資用不動産ローン・カードローン・信用保証
  7. 輸送機器:航空機のリースや管理・船舶関連投融資食糧や生活消費財の製品製造
  8. ORIX USA:米国における金融・投資・アセットマネジメント
  9. ORIX Europe:株式・債券のアセットマネジメント
  10. アジア・豪州:アジアと豪州における金融・投資

事業は10種類あります。様々な事業を展開していますが、大きな括りでは金融サービス事業がメインになっています。東証の業種では、その他金融業として登録されています。

事業別(セグメント別)の当期純利益について見ていきます。

10個の事業のうち、純利益が増加した事業は「環境エネルギー」・「保険」・「銀行・クレジット」の3つです。それ以外の7つの事業は2019年度と比較して減益(1つだけ変化なし)になっています。

その中でも大幅に減益(半分以下に減益)してしまったのは、「不動産」・「事業投資・コンセッション」・「輸送機器」の3事業です。

新型コロナウイルスの影響による外出制限や航空需要の低下が、この3事業の業績に甚大な影響を与えたようです。運営施設の休業や稼働率低下、旅行・ビジネスでの航空機の利用低下で収益が圧迫されました。

ただ、全体でみると収益が増加した事業もあったことから、対前年度比から約1200億円減少ですんでいます。新型コロナの影響で赤字に転落した企業も多数ある中で、オリックスは赤字にならずしっかりと黒字を出しているのは好印象です。

航空需要が大幅に低下したことで、航空会社だけではなくオリックスなどの航空機リースや空港運営を行っている企業も業績が悪化という話はなんとなく知っていました。ただ、たしかに収益が低下しているものの、他の事業も含めて考えるとまた違った見え方ができます。

事業説明会資料にも記載がありましたが、「分散されたポートフォリオにより、コロナ禍でも利益を確保」という言葉通り、事業の分散性が安定した業績につながっています。

印象だけではなく、実際に数字を見ることで企業業績をしっかりと見極めることが大切であると感じました。

出典:オリックス 第58回定時株主総会の資料

当期配当金:4,300円(年間配当金:7,800円) 

当期の配当金は4,300円でした。年間配当金は7,800円と前年度から200円の増配です。

過去の配当金推移を見てみると、2016年度から増配傾向になっています。2018年度と2019年度は配当金が同じでしたが、減配が無いのは安定した業績の下で配当金をしっかりと株主に還元できている証拠でもあります。

そして、新型コロナの影響で苦しんだ当期は、前年度よりも収益が落ちていますが意地の増配をしました。安易に減配をしないで配当として還元してくれる姿勢は、個人的には投資をする上で評価したいポイントです。

次に、配当性向を見ていきましょう。配当性向は約30%で推移していましたが、当期は配当性向50%と例年よりも高い配当性向になっています。

ただ、高いといっても業績が優れなかった中での50%であることからそれほど悲観する内容ではないでしょう。この配当性向50%というのは、今期限りの対処と資料に書かれていたので、基本的には配当性向は30%を目安にしていくと思われます。

出典:オリックス 第58回定時株主総会の資料

配当利回り:5.0% 評価益:+39,335円  +最強の株主優待

2020年度の配当利回りは、5.0%でした。

昨年の年末に1500円代後半で購入することができています。配当利回りが高いだけではなく、株主優待(特にカタログギフト)がとても優れている銘柄と知ったため、投資してみようと思ったのがきっかけです。

オリックスと言えば、株主優待のカタログギフトが充実していることでも有名です。最強の株主優待とも呼び声も高く、届くのが楽しみです。カタログギフトについては別途記事で紹介したいと思います。

カタログギフトは自分で好きな商品を選べますが、優待を出す企業側に過剰な負担になることもあります。一般的に株主優待の中でもカタログギフトは廃止されやすいと言われます。逆に、自社製品の株主優待は自社製品ということでそれほどコストがかからず、廃止されにくいそうです。

コロナショックでは、多くの企業で株主優待の改悪が発表されています。株主優待を目当てで投資すると、急な株主優待の廃止がある可能性もあるので注意が必要です。

それではチャートを見ていきましょう。

コロナショックで暴落し、一時は1200円くらいまで下落しています。

その後は11月くらいから上昇トレンドに転換し、コロナショック前の水準に戻っています。そこから少し高い株価で停滞しています。

トレンドの転換時は、ワクチンの有効性や承認に関するニュースが出てきた時期でもあります。そういった

どれくらい投資しているかというと、1573円100株購入しています。1967円まで株価が上昇したことから、評価益も+39,335円と含み益が出ています。

出典:Yahoo ファイナンス(過去2年)

それでは、10年チャートを見ていきましょう。

オリックスは値動きの激しい銘柄として知られています。現在の株価1967円は、過去10年間でもかなり高い株価水準ということが分かります。

2013年以降は、1200円から2000円のレンジで動いていますが、定期的に1400円を割り込む時期があります。これくらいのタイミングで購入することができれば、かなりの高配当になるはずです。

今後の株価の目安としては、2000円越えを継続できるかが鍵になります。これまでもそのくらいの水準を維持できずに跳ね返されるので、ここを突破していけるかどうかが注目です。

出典:Yahoo ファイナンス(過去10年)

今後の方針

高配当かつ株主優待があることから、このまま保有し続けていきます。

配当利回り5%を確保できているので、余程のことが無い限りは売却しないでしょう。ただ、先ほども紹介したように株価変動が激しい銘柄でもあるので、そのあたりは注意していく必要があります。

今回は株主優待のカタログギフトを紹介できませんでしたが、自宅にカタログが届いたら記事にまとめていきたいと思います。