REIT（リート）とは？～少額から不動産投資～【後編】投資初心者の30代夫婦が株式投資でFIREを達成するブログ

REIT（リート）と不動産投資の比較

前回に続き、REITについて解説していきます。

まずは、REITと不動産投資の違いです。ここでいう不動産投資とは、自身で不動産を購入して投資することを指します。

REITと不動産投資の比較を表にまとめました。それでは1つ1つ見ていきましょう。

REITでは、数万円から投資することが可能です。そのため、自身のアセットアロケーションに不動産を加えたいときには、REITを利用すると投資全体に占める割合を微調整することができます。

通常の不動産投資では、最低でも数百万円の投資金額が必要です。これではアセットアロケーションの調整や分散投資は難しいですね。

マンションやオフィス、商業施設など様々な不動産に投資したい場合には、REITが向いています。投資金額が少なくて済むので、ホテルや商業施設など通常の不動産投資では投資することができないものにも投資できます。

REITは、ファンドマネージャーが不動産を選定してくれます。通常の不動産投資では、自分自身で不動産を選定する必要があるためハードルが高いです。

不動産は購入して終わりではありません。不動産を運用する上では、様々な不動産管理業務が発生します。しかし、REITなら管理する手間が無いため非常に楽です。

株式市場で売買できるのがREITのお手軽なところです。株に比べると取引量は少ないですが、それでも通常の不動産と比較すると流動性は高いといえます。不動産の売却は、ネットでクリックするだけではできませんからね。

REITは投資対象の不動産によって、6種類に分けることができます。それでは、REITの種類表にまとめました。

住宅	マンションなどの住居に投資する。景気による影響を受けにくい。
オフィス	オフィスビルなどに投資する。景気が悪化すると空室率が上がり、収益が悪化しやすい。
商業施設	ショッピングセンターなどの商業施設に投資する。景気が悪化するとテナントが撤退し、収益が悪化しやすい。
ホテル	ホテルに投資する。インバウンドなど観光特需があれば収益が上がる。現在はコロナの影響で最も苦戦している。
物流	物流倉庫などに投資する。近年のネット通販の増加により、今後も需要拡大が見込める。
ヘルスケア	高齢者施設などに投資する。