投資

投資を開始して7か月が経過した所感③~初心者は投資信託をコアにしよう~

前々回・前回の内容

過去2回にわたって、投資を開始して7か月が経過した所感をまとめています。

前々回は国際・経済ニュースを見るようになったこと、前回はファンダメンタル分析を用いて投資できていないことについて書きました。

投資を開始して7か月が経過した所感①~国際・経済ニュース~ 投資歴7か月になりました! 2020年9月29日にVTIとLQDを購入して個人投資家デビューを果たしました。その数か月後に日本株...
投資を開始して7か月が経過した所感②~ファンダメンタル分析~ 前回の内容 前回から投資を開始して7か月が経過した所感をまとめています。 国際・経済ニュースを見るようになり、株式市場に与...

今回も投資を開始して7か月が経過した所感を書いていきます。

初心者は投資信託をコアにしよう

投資初心者は投資信託をコアにすることをおすすめします。

前回の記事でも少し触れましたが、投資信託であれば企業の業績・財務指標を分析できなくとも投資することが可能です。

そして投資信託で投資するのであれば、「つみたてNISA×投資信託」の組合せが良いのではないでしょうか。

つみたてNISAでは年間40万円をつみたてNISA口座で運用することができ、20年間は運用益が非課税になるという税制メリットがあります。

投資の運用益に対しては約20%の税金がかかりますが、つみたてNISA口座で運用すれば税金がかかりません。こういった有利な制度を利用しないと非常にもったいないので、絶対に使いましょう。

ただ、投資信託で注意しなければならないのが信託報酬などの各種手数料です。信託報酬が高い投資信託を選んでしまうと資産の拡大どころか減ってしまう可能性もあるので、可能な限り低コストの投資信託を選びましょう。

つみたてNISAでは資産形成に適さない投資信託を金融庁が除外しているため、その中から選択できるというのは安心です。とはいえ、数ある投資信託から自分に合ったものを選ぶのは大変な作業であります。

三菱UFJ国際投信の eMAXIS Slimシリーズ がおすすめ

そこで個人的におすすめなのが、信託報酬が安い上に優良な指数に連動するインデックスファンドのeMAXIS Slimシリーズです。

引用:三菱UFJ国際投信

eMAXIS Slimシリーズが優れているのは、以下の点にあります。

業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』

引用:三菱UFJ国際投信

ここまで明確に業界最低水準の運用コストを目指すと宣言しているのは、投資家としては安心して今後も投資を続けることができるのではないでしょうか。

実際に他社の類似投資信託が信託報酬を引き下げた時に、eMAXIS Slimシリーズもその動きに追従して信託報酬を引き下げたことがあります。

そして豊富な商品ラインナップも見逃せません。国内外の株式、債券、リート、それらを組み合わせたバランス型と必要十分な種類が揃っています。

米国株式(S&P500)と全世界株式(オール・カントリー)どちらを選ぶか

eMAXIS Slimシリーズで特に人気があるのは、米国株式(S&P500)と全世界株式(オール・カントリー)になります。

どちらを選べばよいかというととても難しいです。どちらも優れた指数に連動した投資信託であるため、優劣はつけにくいです。

もし仮にどちらか一方しか選べないのであれば、次のような基準に従って決めると良いでしょう。

今後数10年間も米国が世界経済の中心であり続け、米国の経済は発展し続けるというシナリオを描いているのであれば、米国株式(S&P500)を選びましょう。

どの国が成長するかわからないけれども資本主義経済の下で世界経済は発展し続けるというシナリオを描いているのであれば、全世界株式(オール・カントリー)を選びましょう。

私の場合はどちらに投資しているかというと、2つとも同額で毎月投資しています。決め切れない場合はどちらも同額で投資するのも良いでしょう

あれこれ悩んで投資できなくなってしまうのが一番もったいないです。一日でも早く積立投資設定をして、投資の機会損失を無くしましょう。

ちなみに、全世界株式(オール・カントリー)は以前に記事でまとめたのでこちらも参考にしてください。

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以上、全3回にわたって記事を書いてきました。自身の投資に対する所感を定期的に綴ってみようと思います。