配当金・運用成績

【超高配当の三大通信キャリア】ソフトバンク(9434)【配当金:8,600円】~定時株主総会の案内が届きました~

ソフトバンク(9434)~定時株主総会の案内が届きました~

ソフトバンク(9434)から定時株主総会の案内が届きましたので紹介していきます。

事業内容

ソフトバンクは、通信事業を中心としたビジネスを展開しています。

ソフトバンクで連想するのは、携帯3大キャリア(NTT・KDDI・ソフトバンク)の1つというイメージが強いと思います。

そして最近では、ソフトバンク以外にもいわゆるサブブランドの「Ymobile」や「LINEMO」などの低価格の携帯通信サービスを提供しており、NTTやKDDIと鎬を削っています。

出典:ソフトバンク 決算説明会資料(2021年3月)

そして通信事業を中心に、グループ傘下には「YAHOO! JAPAN」「PayPay」「ZOZOTOWN」などの国内有数の有力サービスが多数あります。

通信事業とネット通販・検索ポータルサイト・モバイル決済などでソフトバンク経済圏を形成しています。現時点で既にどれも知名度が高く便利なサービスを提供しているので、これからどういったシナジーが生まれるのかユーザー目線でも楽しみです。

この辺りは、楽天も同じような戦略のように見えます。楽天も携帯キャリアに参入し、既存の楽天経済圏と通信事業を組み合わせ、さらに強固な経済圏を作り上げてユーザーを囲い込もうとしています。

ソフトバンク系経済圏と楽天経済圏の2つが今のところ有力な経済圏ですので、どちらかの経済圏に所属してみると良いのではないでしょうか。

出典:ソフトバンク 決算説明会資料(2021年3月)

それでは、ソフトバンクの事業を確認していきましょう。株主総会資料から事業内容を抜粋してみました。

事業内容
  1. コンシューマ事業:モバイル通信・ブロードバンドサービス・電力
  2. 法人事業:法人向けモバイル通信・VPN・データセンター・DXソリューション
  3. 流通事業:クラウド・AI・ソフトウェア・モバイルアクセサリー
  4. ヤフー事業:eコマース・決済金融・メディア

事業別(セグメント別)の当期営業利益について紹介します。

全4事業が前年度よりも増益になっています。もともと成長著しい事業ではありましたが、新型コロナウイルスの影響で通信やデジタル需要が急速に高まったことが追い風になったと思われます。

大幅に増益となった「法人事業」について見ていきます。

法人向けのスマートフォンの契約数が増加したことで、モバイル売上が好調だったようです。新型コロナの影響で、テレワークや在宅勤務を取り入れる企業が増加し、連絡手段や仕事用のデバイスとしてスマートフォンを支給するケースが多かったのでは予想しています。

また、クラウドサービスやセキュリティソリューションの売上も増加しています。これもテレワークの導入により、外部から社内のサーバーにアクセスする機会が増えたことやセキュリティをこれまで以上に確保する必要性が高まったことが要因として考えられます。

出典:ソフトバンク 決算説明会資料(2021年3月)

当期配当金:4,300円(年間配当金:8,600円) 

当期の配当金は4,300円でした。年間配当金は8,600円と前年度から変化はありません

今後の配当金推移予測を見てみると、配当金の維持と自己株式取得の方針が示されています。しかし、配当金目当てで投資している自分にとっては、自己株式取得よりも配当金で還元してほしいと思います。

というのも、自己株式取得で1株当たりの価値が高くなり株価が上昇して含み益が増えるのはありがたいのですが、株価が高くなると再投資しにくいのがネックになります。

日本株の投資方針としては高配当株投資を軸に据えているため、含み益が増えても基本的には売却しません。そういったこともあり、配当金で還元してもらえるとうれしいです。

次に、配当性向を見ていきましょう。配当性向は約85%を目安にするということです。普通の企業であればこの高い配当性向が長く続くと減配の可能性が高くなります。

いつまで高い配当性向を維持できるかというのが注目ポイントになります。仮に減配ということになれば、ソフトバンクの場合は高配当という理由で投資をしている人が多いと思うので、株価が急落する可能性もあります。

出典:ソフトバンク 決算説明会資料(2021年3月)

配当利回り:6.5% 評価益:+8,735円  

2020年度の配当利回りは、6.5%でした。

昨年の12月に約1320円で購入しています。

投資した理由としては、配当利回りが高いことや、他のキャリアに比べてビジネスの多様性と成長性を感じたからです。

ソフトバンク傘下の企業は、サービスを日常で使用する頻度も高く、身近に感じる機会が多いことで投資に対するイメージを持つことができました。

それではチャートを見ていきましょう。

コロナショックで株価が落ちましたが、暴落というほどではありませんでした。

それより株価に影響を与えたのは、昨年9月に菅政権が誕生したことによる3大キャリアへの料金値下げ圧力です。そのときは、ソフトバンクだけではなく、KDDIとドコモ(現在は上場廃止)の株価もコロナショック以上に軒並み下落しました。

10月以降は上昇トレンドに転換して株価が持ち直し、現在は1400円前後で停滞しています。

それではどれくらい投資しているかというと、1321円100株購入しています。1409円まで株価が上昇したことから、評価益も+8,735円と含み益が出ています。

出典:Yahoo ファイナンス(過去2年)

今後の方針

保有銘柄の中でも高配当であることから、このまま保有し続けて配当金をもらい続けます。

ビジネスモデルとしては今後も高い成長性を期待できると思うのですが、やはり配当性向が高いのが気になります。そのあたりにも注意して銘柄を見守っていきます。