投資

【絶好の買い場】総合利回り8%超のおすすめ家電銘柄を解説

今年の夏前から、家電銘柄の株価は軒並み下落基調です。

基本的には、株価が下落している銘柄に投資するのはおすすめできないのですが、いくら何でも売られすぎている銘柄もあります。

家電業界は、昨年の巣ごもり需要やテレワークの拡大、給付金特需など恵まれた環境にありました。

それが無くなった今期は業績が下がるのは必然です。

その一方で、コロナによる影響は家電業界にはほとんどないので、コロナ前と同程度の売上は今後も確保できると考えています。

今回は、これ以上の下落は無いのではと思われる「総合利回り8%越えの初心者おすすめ家電優待銘柄」を解説します。

最低投資額が10万円以下と非常に投資しやすい銘柄ですので、投資初心者も投資を検討してみてください。

ヤマダホールディングス

国内最大手の家電グループ

絶好の買い場到来と判断した銘柄は、ヤマダホールディングスです。

皆さんご存じのとおり、ヤマダ電機を運営する国内最大手の家電グループになります。

最近では、大塚家具の子会社化など家電以外の住宅設備関連にも進出しています。

ヤマダホールディングスの事業内容や配当金、株主優待ついては、以下の記事で解説しています。

【日本最大の家電量販店】ヤマダホールディングス(9831)【配当金:1,800円】~定時株主総会の案内が届きました~ ヤマダホールディングス(9831)~定時株主総会の案内が届きました~ ヤマダホールディングス(9831)から定時株主総会の案内が...

株価

まず、株価の2年チャートを見ていきます。

直近の株価は386円とコロナショック時の株価水準を下回ってきました。

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出典:Yahooファイナンス(https://finance.yahoo.co.jp/

2021の春に600円以上あった株価は、12月現在まで下落の一途をたどっています。

株価下落が止まらない理由は、以下の記事で解説しています。

ヤマダホールディングスの株価下落が止まらない理由を完全解説この記事ではヤマダホールディングスの株価が下落している理由を分かりやすく解説しています。半年以上も下落が続いているため、不思議に思っている人も多いのではないでしょうか。様々な角度からヤマダホールディングスの株価下落について考察した結果、3つの理由にたどり着きました。 ...

ここ数年以内に投資した投資家は、全員が含み損という恐ろしい状況です。

では、なぜ今が絶好の買い場といえるのか理由を4つ解説していきます。

理由①配当利回り4%越え

ヤマダホールディングスは、株主優待のイメージが強くて配当金の存在を忘れがちです。

ところが、現在は株主優待以上に配当金が存在感を増しています。

過去10年間の配当金推移を見ると、増配傾向であることが確認できます。

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前期は配当金が18円と大幅に増配していますが、これは株主優待を改悪した代わりに配当金で還元をしたためです。

もし今期の配当金が前期と同じ18円であれば、配当利回り4.66%と高配当株銘柄としても合格です。

しかも、ヤマダホールディングスの配当金は3月の1回だけなので18円全額が3月の配当金になります。

つまり、これから投資しようとする人は年間の配当金を約3か月後にもらうことができるのです(実際の受け取りは6月)。

理由②株主優待の利回り約4%

なんといっても、ヤマダホールディングスといえば株主優待です。

100株投資するだけで、年間1500円分の割引券がもらえます。

割引券の利回りを計算すると、3.89%。配当利回りと合算した総合利回りは、驚異の8.55%になります。

出典:Yahooファイナンス

ただし、保有株数に応じて割引券の枚数は変わってくるので注意が必要です。

100株が1番お得ですが、もう少し投資したければ500株までにしたほうが良いでしょう。

約4万円で100株投資できるので、資金力のない投資初心者でも容易に買い増しできるのも魅力です。

買い場の理由③:コロナショック時の株価より低い

既に解説したように、コロナショック時よりも株価が低下しています。

これは割安と判断しても良いのではないでしょうか。

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出典:Yahooファイナンス(https://finance.yahoo.co.jp/

コロナショックから回復していない銘柄では、旅行や飲食業界があります。

この2つは、売上が徐々に回復しつつありますが完全には戻っていませんので、株価が回復しない理由も分かります。

一方で、ヤマダホールディングスをはじめとした家電業界は、昨年度の特需が落ち着いたとはいえコロナの影響で大きく売上が下がったわけではありません。

そういったことを考えると、コロナショック前の株価水準に戻っていてもおかしくはないですし、ましてやコロナショック時の株価より下がるのは説明がつきません。

もちろん、何かしらの理由で株価が低迷している可能性もありますが、株価下落により総合利回りが8%を超えた今、買い場が到来していると言えます。

買い場の理由④:MSCI除外で悪影響が出つくした

最後の理由は、MSCIの指数から除外されたことで悪影響が出つくしたためです。

ヤマダホールディングスは、もともとMSCIの指数に含まれていた銘柄だったのですが、11月末で指数から除外されました。

この指数は多くの投資家が参考にして運用していることから、除外されると強烈な売り圧力になります。

実際に下のチャートで出来高を確認すると、11月30日に出来高が増加していることが分かります。

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出典:Yahooファイナンス(https://finance.yahoo.co.jp/

その後、先週は株価が380円を底値に何とか踏みとどまっています。

MSCIの指数から除外されたことでそれ以外の悪材料が無くなり、この辺りから反発するとの予想です。

そもそも目立った悪材料がないだけに、MSCIの除外による株価下落もおさまった今、絶好の買い場到来といえるのではないでしょうか。

まとめ

総合利回り8%越えの初心者おすすめ家電優待銘柄を解説しました。

現在の株価水準であれば4万円で投資することができ、資金の少ない投資初心者にもおすすめです。

ボーナスの使い道に困っている投資家がいれば、ヤマダホールディングスの投資を検討してみてはどうでしょうか。