④博物館巡り
FIRE後の生活を想像してみました(後編)です。
次にやってみたいのは、博物館巡りです。
FIRE後は時間に余裕ができるので、ゆっくりと博物館を巡りたいです。旅行のついでに行くことが多いのですが、十分に時間が取れずにじっくりと展示物を見ることができていません。
今回は、個人的おすすめ3施設を紹介します。
神奈川県立生命の星・地球博物館
神奈川県小田原市にある博物館になります。箱根に行く手前にある県立の博物館です。
地球と生命・自然と人間をテーマにした自然史博物館で、地球の誕生から現在までの46億年にわたる地球の歴史と生命の多様性をわかりやすく展示しています。
地球の歴史を学びたい、生命の進化を学びたいという方にはとてもおすすめです。小田原から箱根に行く途中にありますが、すべてを見ようとすると1日は必要になります。箱根に行く前にちょっと寄るイメージだと全然時間が足りません。県立の博物館なので入場料が安価なのもありがたいです。
UCCコーヒー博物館
兵庫県神戸市ポートアイランド地区にある博物館になります。UCC運営のコーヒー専門博物館です。
コーヒーは全く飲めないほど苦手なのですが、展示物がとても面白かったです。
コーヒーの起源や歴史をたどり、なぜコーヒーが世界中で飲まれているのを知ることができます。それ以外にもコーヒー豆の栽培や鑑定、豆の焙煎・抽出などのテーマで展示されており、そして何よりも五感で楽しむことができるのが最大の特徴です。
博物館内には喫茶室が併設されており、様々なコーヒーを飲むことができます。たしか、コーヒーが苦手な人でも飲めるコーヒーを選んでもらった記憶があります。
ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアム
東京都港区にあるクロネコヤマトのミュージアムです。品川駅から歩いて10分くらいの場所にあります。
こちらのミュージアムは、2019年11月に開業したばかりでとても新しく洗練された現代的なミュージアムです。その名のとおり、クロネコヤマトの歴史を知ることができます。
幾多の経営の危機や難題を乗り越えて現在の宅急便システムを構築したかは、非常に面白い内容です。創業者の苦労話や機転の利いた逆転のアイデアなどは、自分のような平凡な人には参考になる話が多いです。
ネット通販のヘビーユーザーとしては、日本の物流を今後も支えてくれるであろうヤマトグループの発展を祈りつつ、その裏に隠された物語に思いを馳せてみるのも楽しみ方の1つだと思います。
⑤勉強
次にやりたいのは、勉強です。
読書と同じで、本当はもっと時間をとっていろいろなことを勉強したいのですが時間が足りません。時間が無いというとやや言い訳がましい感じになりますが。
ただ、英語の学校(school)の語源はギリシア語の「ひま」を意味する単語(skhole)が由来と言われています。そう考えると、学問というのは本来は「ひま」な状態でやるべきことなので、FIRE後に適しているのではないかと勝手に思ってます。※昔は生活にゆとりのある貴族や富裕層がひまな時間に学問に励んだことから派生したといわれてます。
それで何を勉強したいかというと、生きていくために必要不可欠なものというよりも、生きていく上で彩を与えてくれるような教養を身につけたいです。例えば、哲学です。
哲学は、忙しい毎日を過ごしていると忘れがちになってしまうことを思い起こさせてくれます。何を人生で成し遂げたいのか、人生とは何なのかという答えの見つけにくいものをゆっくりと考え、自分の納得のいく答えを探す過程でより良い選択であったり目標が見えてくるようになり、結果的に実りある人生を送ることができるのではと思います。
前回に続き、FIRE後の生活を想像してやってみたいことを書いてみました。
実際に書いてみて感じたのは、今の生活でもやっていることを時間の許す限り満喫したいという心理があると実感しました。FIREして時間にゆとりができたからといって、全く新しいことに挑戦したいというわけではなかったです。あくまでも想像ですが、時間が無いゆえに十分に没入できない行動に対して未練を感じながら普段生きているのでしょう。
みなさんもFIRE後の生活を想像してみてはどうでしょうか。