iDeCoで老後の年金問題も解決
今年の4月から運用を開始したiDeCoの運用成績を公開しています。今月で運用8か月目を迎えました。
- iDeCoを始めるか迷っている人
- iDeCoの運用成績を知りたい人
- 老後の年金が心配な人
iDeCoは、個人型確定拠出年金のことです。
iDeCoについて知りたい人や老後の年金が心配な人は、運用成績を公開しているので最後までお付き合いください。
iDeCo(個人型拠出年金)で公的年金の不足分を補おう
年金と名前がついているように年金の1種です。公的年金とは異なり、各個人が準備する私的年金になります。
公的年金である国民年金や厚生年金だけでは年金を十分に確保するのは難しいことから、公的年金の不足分をiDeCoで補おうというわけです。
管理人の場合は、楽天証券でiDeCoを運用しています。
つみたてNISAや株式投資を既に行っている場合には、そこで使用している証券会社でiDeCoを始めると管理しやすいのでおすすめです。
iDeCoの拠出限度額を確認しよう
iDeCoを始める際に注意しなければならないのが、加入資格によって拠出限度額が異なることです。
拠出限度額は、iDeCoで運用可能な金額の上限になります。
iDeCoと似たような制度のつみたてNISAでは全員一律で年間40万円が上限になっていましたが、iDeCoの場合は一律で上限が決まっていません。
では、iDeCoの拠出限度額は月額(年額)いくらかというと加入資格によって決まります。
加入者一律で○○万円ではなく、加入者の働き方(自営業者・会社員・専業主婦など)毎に拠出限度額が設定されています。
まずは、下の図でご自身の加入資格を探し、拠出限度額がいくらになるか確認してみましょう。
例えば、自営業者のように年金が手薄になりそうな場合には、月額6.8万円(年額81.6万円)と最も高くなっています。
所得税と住民税が安くなる
そしてiDeCoの最大の特徴は、掛金が所得控除(所得税と住民税が安くなる)になるという点です。
つまり、節税効果があります。
iDeCoとよく比較されるつみたてNISAでは、所得控除がありません。
それではiDeCoの節税効果を計算してみました。
節税効果(税額軽減額)は、iDeCO公式サイトのシミュレーションを用いています。
年齢35歳・年収600万円・掛金1.2万円の場合、60歳までの税額軽減額は72万円です。年額に換算すると、28,800円になります。
これだけ税金が安くなることからも、iDeCoがお得なことがわかります。
iDeCoの節税額は楽天証券でもシミュレーションが可能です。下の記事で解説しているので、こちらも参考にしてください。
iDeCoで節税したお金を全額投資すると資産形成の速度がアップします。下の記事で検証しているので、こちらも参考にしてください。
iDeCoで運用中の投資信託【楽天・全米株式インデックス・ファンド】
iDeCoでは、つみたてNISAと同様に投資商品を加入者が決める必要があります。
iDeCoの場合も、管理費用の安いインデックスファンドがおすすめです。
管理人は 「楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)」という投資信託を運用しています。楽天証券で人気の投資信託の1つです。
楽天VTIは、バンガード社のETFである「VTI」を楽天証券が投資信託にしたものです。
ただし、楽天証券以外では楽天VTIに投資することはできないので注意してください。
証券会社によって扱っている投資商品が異なります。iDeCoの口座を開設する証券会社に投資したい商品があるかを確認しておきましょう。
掛金額の上限である1.2万円を楽天・全米株式インデックス・ファンドで毎月運用しています。
それでは、楽天・全米株式インデックス・ファンドの基準価額をチャートで確認しましょう。
コロナショック時(2020年2月から3月)に30%ほど暴落しましたが、その後は急回復して現在も最高値を更新しています。
米国の株式相場は絶好調なため、いつまでこの状況が続くのか気になるところです。
コロナショック後の基準価額はそれ以前と比較して急激な上昇を示しており、米国株に過熱感があるのも否定できません。
ここ最近は、オミクロン株の感染拡大懸念から、世界中の株式市場が不安定になっています。今年の10月のように相場が荒れ始めました。
とはいえ、iDeCoは年金の不足分を補うための資金であるため、数10年後に資産が増えていれば良いのです。
一度設定してしまえば自動で投資を継続してくれるので、相場に踊らされないこともiDeCoのメリットの1つと言えます。
iDeCo運用成績【運用8か月目】評価益+4,250円(評価額:96,185円)
2021年12のiDeCo運用成績(運用8か月目)の報告です。
8か月目の運用成績は、+4,250円(+4.6%)でした。
オミクロン株の影響で相場が下落し、先月と比べるとリターンが低下しています。相場に一喜一憂せずに投資を継続したいものです。
これに掛け金の税額控除が加わるため、運用益と税額控除で年間数万円はお得になるはずです。
なお、iDeCoの税額控除には職場で年末調整(もしくは確定申告)が必要になるので、忘れずに手続きをしてください。
さて、これまでの iDeCoの評価額などをグラフにしてみました。これからもコツコツと積み立てていきます。
iDeCoを始めていない人は、設定などを参考にしてください。