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【3月権利&買い場到来】初心者おすすめ家電優待銘柄ベスト3

今回紹介するのは「投資初心者おすすめの家電優待銘柄」です。

家電優待銘柄は、自社の家電量販店で使用可能な割引券などをもらうことができ、非常に使い勝手の良い株主優待です。

また、株主優待以外に配当金をもらうことができ、配当利回りが3%以上もある銘柄があります。

そのため、株主優待の利回りと配当金の利回りを合計した総合利回りが7%を超えることも珍しくありません。

3月権利確定&相場が急落していることもあり、株価水準によっては現在は絶好の買い場とみなせます。

投資初心者おすすめの家電優待銘柄の株主優待と配当金を中心に解説していきます。

それでは、最後までお付き合いください。

なお、本記事の内容は動画も作成しました。気になる方は、以下の動画も参考してください。

※動画作成日と記事作成日が異なるため、内容が少し異なります。

ヤマダHD(9831)

概要

まず紹介するのは、ヤマダHDです。

ヤマダHDは個人投資家に人気の株主優待銘柄になります。

国内最大の家電量販店グループで、ヤマダデンキを運営している企業です。

特に郊外の大型店舗に強みがあり、日本全国に店舗を展開していて知らない人はいないでしょう。

ここ最近では、家電以外の事業にも進出しようと異業種の企業を子会社化しています。

例えば高級家具で有名な大塚家具、住宅や住宅設備で有名なヒノキヤグループを子会社化し、家電・家具・住宅のトータルサービスの提供を目指している最中です。

株価

株価の10年チャートです。

過去10年間の株価は、全体的に横ばいの傾向でボックス相場になっていることが分かります。

その年の業績によって株価の上下はありますが、400円から600円の間で株価が推移しています。

株価水準だけで判断すると現在の388円という株価はかなり低水準であり、長期投資を前提とした投資であれば絶好の買い場と言えそうです。

出典:Yahooファイナンス (https://finance.yahoo.co.jp/

配当金

ヤマダHDの配当金を確認していきます。

過去10年間の配当金は増加傾向であることが分かります。

今期の配当金予想は公表されていませんが、前期の配当金と同額とすると18円になります。

現在の配当利回りは4.7%と高配当銘柄でもあります。

出典:マネックス証券(銘柄スカウター)

株主優待

ヤマダHDは、株主優待も充実しています。

株主優待でもらえるのは、ヤマダデンキなどで使える優待券です。

3月と9月に保有株式数に応じた優待券をもらうことができます。

出典:楽天証券(https://www.rakuten-sec.co.jp/

例えば100株保有の場合、3月に500円相当の割引券、9月に1000円相当の割引券になります。

現在の株価で優待利回りを計算すると3.9%です。

配当利回りと合算した総合利回りは8.6%になるので、高配当かつ株主優待も充実した銘柄といえます。

100株投資するには約4万円の資金で済むことも、投資初心者がぜひとも投資を検討したい銘柄なのではないでしょうか。

エディオン(2730)

概要

次に紹介するのは、エディオンです。エディオンも個人投資家に人気の株主優待銘柄になります。

国内大手の家電量販店エディオンを運営している企業です。

東北や北関東に住んでいる人にとっては「エディオン」を見かける機会は少ないと思いますが、それもそのはずで北関東と東北には店舗がありません。

出典:エディオン公式HP

エディオンは西日本を中心に展開しているというのが大きな特徴です。

ヤマダHDと異なり日本全国にあるわけではないので、株主優待でもらえるギフトカードの使い道に困る場合もあることは覚えておきましょう。

エディオンもヤマダHDと同様に家電以外の事業にも進出していて、トイレやお風呂など水回りのリフォーム事業なども行っています。

株価

株価の10年チャートです。

2018年までは右肩上がりで上昇していましたが、それ以降は全体的に横ばいでボックス相場になっています。

ヤマダHDと同様に業績によって株価の上下はありますが、おおよそ1000円から1300円の間で株価が推移しています。

株価水準だけで判断すると現在の1167円という株価はやや高い水準であり、もう少し下落したタイミングで投資を検討する方が良い気がします。

出典:Yahooファイナンス(https://finance.yahoo.co.jp/

配当金

エディオンの配当金を確認していきます。

過去10年間の配当金は増加傾向です。

今期の配当金予想は44円と前期の46円よりも低くなることが想定されています。

これは前期の配当金には記念配当の5円が含まれていて、この一時的な影響を除けば増配しているとみなすこともできます。

現在の配当利回りは3.8%と配当金による還元も充実しています。

出典:マネックス証券(銘柄スカウター)

株主優待

エディオンは、株主優待も魅力的です。

株主優待でもらえるのは、エディオンやエディオンネットショップなどで使える自社ギフトカードになります。

3月に保有株式数に応じたギフトカードをもらうことができます。

購入金額にかかわらず、ギフトカードに設定された金額を限度として利用できるという点では、ヤマダHDよりも使い勝手の良い株主優待と言えそうです。

出典:楽天証券(https://www.rakuten-sec.co.jp/

例えば100株保有の場合、現在の株価で優待利回りを計算すると2.6%です。

配当利回りと合算した総合利回りは6.4%になるので、高配当かつ株主優待の両方が狙える充実した銘柄といえます。

そして長期保有特典として1年以上の継続保有の場合、1000円相当(1000株以上は2000円相当)のギフトカード追加されます。

これを考慮すると、優待利回り3.4%・総合利回り7.2%と利回りが更に上がります。

しかし、注意しなければならないのがエディオンの店舗が西日本を中心に展開している点です。

仮に投資をしてギフトカードをもらったとしても、北関東や東北在住の株主は近くに店舗が無いので使うことが困難になります(ネットショップで使うことは可能)。

どうしても優待利回りに目が行きがちですが、実際に使うことができる店舗が近くにあるかという視点で投資をしたいものです。

ケーズHD(8282)

概要

最後に紹介するのは、ケーズHDです。

ケーズHDも株主優待が充実していて個人投資家に人気のある銘柄になります。

国内大手の家電量販店ケーズデンキを運営している企業です。

出典:ケーズデンキ公式HP

元々は北関東を地盤としていましたが、他社を買収して全国に店舗を展開するようになりました。

ケーズHDは、ヤマダHDのように家電以外の事業に進出しようとする動きは現時点ではあまりなく、家電量販店としての売上が中心になっています。

この点では業界最大手のヤマダHDと異なる戦略をとっているため、どちらの戦略が業績の維持・拡大につながるかを注意してみていく必要があります。

株価

株価の10年チャートです。

過去10年間の株価は、2018年までは全体的に右肩上がりで上昇していましたが、それ以降はボックス相場になっていることが分かります。

2018年以降は1000円から1500円の間で株価が推移しています。

株価水準だけで判断すると現在の1218円という株価は適正な水準であり、投資を検討してみても良いのではないでしょうか。

出典:Yahooファイナンス(https://finance.yahoo.co.jp/

配当金

ケーズHDの配当金を確認していきます。

過去10年間の配当金は増加傾向であることが分かります。

今期の配当金予想は40円と前期と同じ金額になりそうです。

現在の配当利回りは3.3%と高配当銘柄でもあります。

出典:マネックス証券(銘柄スカウター)

株主優待

ケーズHDは、他の2銘柄と同様に株主優待が用意されています。

株主優待でもらえるのは、ケーズデンキで使える優待券です。

3月と9月に保有株式数に応じた優待券をもらうことができます。

出典:楽天証券(https://www.rakuten-sec.co.jp/

例えば100株保有の場合、3月に1000円相当の優待券、9月に1000円相当の優待券になります。

現在の株価で優待利回りを計算すると1.6%です。

配当利回りと合算した総合利回りは4.9%になります。

そして長期保有特典として1年以上の継続保有の場合、1000円相当の優待券が1枚(1000株以上は2枚)追加されます。

これで利回りを再計算すると、優待利回り3.2%・総合利回り6.5%と利回りが更に上がります。

出典:ケーズHD

ヤマダHDやエディオンと比較すると1年未満の保有では少し物足りない印象がありますが、それでも高配当かつ株主優待も充実した銘柄といえます。

そして投資するなら最低でも1年以上の継続保有を目指したいところです。

まとめ

今回は「投資初心者おすすめの家電優待銘」について解説しました。

家電優待銘柄は、自社の家電量販店で使用可能な割引券などをもらうことができ、個人投資家にとって魅力的な銘柄です。

また、株主優待以外に配当金をもらうことができ、配当利回りが3%以上もある高配当銘柄ばかりです。

そして、3月権利確定&相場が急落していることもあり、株価水準によっては現在は絶好の買い場といえるでしょう。

ぜひ投資の参考にしてください。

ヤマダHDを詳しく解説している記事も参考にしてください。

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