初心者には10万円以下の高配当株がおすすめ
株式投資を始めるにあたって、最初にどのような株を買えばよいかは非常に悩ましい問題だと思います。
管理人もちょうど1年前に株式投資を始めたのですが、初めの一歩を踏み出すのが怖かった記憶があります。
日本株の場合、100株単位で購入が基本となることから1株単位で購入できる米国株に比べて、1銘柄を購入するのに必要な金額が大きくなりがちです。
例えば、iphoneで有名なアップルの株は約1.5万円で1株を買うことができますが、任天堂の株は100株単位で買う必要があるために約500万円が必要です。
投資初心者がいきなり数10万円から数100万円も1銘柄に投資するのは現実的ではありませんし、もし投資できたとしても毎日の株価変動に一喜一憂してしまい、精神的にしんどいと思います。
そこで初心者におすすめしたいのが、10万円以下の高配当株です。
日本株にも、10万円以下で投資できて配当金が平均よりも多くもらえる銘柄が存在します。
まずは、実際に株式投資を始めてみて配当金をもらうという成功体験を早いうちに経験すると、株式投資が楽しくなると思います。
では、初心者におすすめの10万円以下で買える高配当株3銘柄を紹介していきます。
ENEOSホールディングス（5020）
基本情報
ENEOSホールディングスは、エネルギー事業や石油・天然ガス開発事業、金属事業などを展開している企業です。ENEOSという名称は、ガソリンスタンドで知っている人が多いと思います。
1株当たりの株価は449円であることから、約4万5000円で投資することが可能です。10万円あれば、100株と言わずに200株投資できます。
今期の配当利回り（予想）は4.90％と、高配当の目安である4％を超えています。
配当金
今期の配当金（予想）は、2,200円（100株）です。少ないと思うかもしれませんが、200株投資すれば年間で4,400円を配当金としてもらえます。
過去の配当推移を見てみると、安定して配当金を出しています。現状でもかなりの高配当なために今後も配当金が増えるかはわかりませんが、おすすめの1銘柄です。
参考記事
三菱HCキャピタル（8593）
基本情報
三菱HCキャピタルは、総合リース会社です。 あまりなじみのない企業かもしれませんが、機械・器具備品のリースや航空機のリースなどが主な事業になります。
1株当たりの株価は576円と、約5万8000円で投資することが可能です。200株投資しても12万円と、株価が手頃なので投資しやすいです。
今期の配当利回り（予想）は4.51％と、こちらも高配当の目安である4％を超えています。
配当金
今期の配当金（予想）は、2,600円（100株）です。200株投資すると年間で5,200円の配当金になります。
過去の配当推移を見てみると、毎年のように配当金が増えていることがわかります。このような銘柄を連続増配銘柄と呼ぶことがあり、高配当株投資をする際に重要なポイントです。
何年も連続増配するということは、①毎年のように利益を上げている ②一時的に赤字になっても配当金を出す（株主還元意識が高い）といった特徴があることが多いです。
上記のように今後も安定して配当金を出すことが予想されるため、おすすめの1銘柄です。
三菱UFJフィナンシャル・グループ（8306）
基本情報
三菱UFJフィナンシャル・グループは、金融事業を中心とした会社です。赤いメガバンクとして有名な三菱UFJ銀行がグループ内にあります。
1株当たりの株価は640円と、約6万4000円で投資することが可能です。メガバンクの株を6万円ちょっとで投資できるのはありがたいです。
※同じメガバンクの三井住友は約40万円、みずほは約17万円が最低投資額であることを考えると、いかに少額で投資しやすいかがわかります。
今期の配当利回り（予想）は4.22％と、こちらも高配当の目安である4％を超えています。
配当金
今期の配当金（予想）は、2,700円（100株）です。
過去の配当推移を見てみると、毎年のように配当金が増えているわけではありませんが全体として増配傾向であります。
日本は低金利が続いていて銀行の経営は苦しいと言われていますが、そういった逆境の経営環境においても利益を上げて配当金を安定して出しているのは、さすがはメガバンクといったところでしょう。
今後も苦しい経営環境が続きますが、安定して配当金を出す底力があるため、おすすめの1銘柄です。
参考記事
まとめ
初心者には10万円以下の高配当株がおすすめの理由と高配当株3銘柄を紹介しました。
今回紹介した株は、実際に管理人も保有して配当金をもらっています。
配当金をもらうことで投資をしている実感がわきますし、投資に対するモチベーションも上がります。
まずは、10万円以下の高配当株から始めてみてはどうでしょうか。
